A.3.2 説明
crmretrc
は、CRMからコマンド行で指定されたトレースを取得します。このコマンドはCRMサーバーを実行しているマシンと同じTCP/IPネットワーク内の任意のマシンから使用できます。CRMは通常MFで使用されるため、このコマンドはオープン・システムでのみ使用できます。
-
-n
- CRMサーバーを実行しているマシンおよびポートを指定します。
-
-v
- 詳細を指定します。スクリプト内で容易に使用できるように、通常、このコマンドではメッセージは生成されません。
-
-c
EBCDIC
からASCII
への変換を検証します。-
-u
- このプロセスとCRM間の通信におけるプロセス認証を有効として設定します。
-
<keyfile>
- このプロセスとCRMの両方で認識されるハッシュ・キーが含まれているファイルの場所。このファイルには一意のハッシュ・キー(8文字に制限)を指定する1行が含まれています。このファイルは保護される必要があります。
-
-S <ssl_config_file>
- ubbconfigに似たSSL構成を含むファイルへのパスを指定します。このファイルには次の設定が含まれている必要があります:
- Oracle SSLウォレットのプリンシパル名:
SEC_PRINCIPAL_NAME=ISH_tuxqa
- Oracle SSLウォレットの場所:
SEC_PRINCIPAL_LOCATION=/scratch/username/CRM/bin/wallet
- ウォレット・パスワード:
SEC_PRINCIPAL_PASSVAR=abcd1234
- SSLトレース・レベルを設定します:
SEC_TRACE_LEVEL=3
- Oracle SSLウォレットのプリンシパル名:
-
-N <type>:<min>:<max>
- このプロセスに有効な暗号化を確立します。暗号化のタイプです。現在有効なエントリはGPE (汎用の暗号化)およびSSLです。
GPEの場合:
min 暗号化に使用される最小のビット数を指定します。これらのレベルはCRMとクライアント・プロセス間のネゴシエーション中に使用されます。任意の数を指定できますが、ネゴシエートされる値は0、56または128に解決されます。
max 暗号化に使用されるビットの最大数を指定します。これらのレベルはCRMとクライアント・プロセス間のネゴシエーション中に使用されます。任意の数を指定できますが、ネゴシエートされる値は0、56または128に解決されます。
SSLの場合:
min SSL暗号化に使用される暗号スイートの最小ビット数を決定します。これらは、CRMとGWSNAXの間のSSLネゴシエーション中に使用されます。256以下である必要があります。ネゴシエートされた値は128または256に解決されます。サポートされている最強の暗号スイートが最終的に使用されます。
max SSL暗号化に使用される暗号スイートの最大ビット数を決定します。これらは、CRMとGWSNAXの間のSSLネゴシエーション中に使用されます。ネゴシエートされた値は128または256に解決されます。サポートされている最強の暗号スイートが最終的に使用されます。
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