1.2.2 分散構成
分散構成では、CRMはTuxedo Mainframe Adapter for SNA Gatewayおよびアプリケーションと異なるプラットフォームにインストールされます。
分散構成の1つのタイプでは、z/OSメインフレームにCRMをインストールすることで、アプリケーションおよびTuxedo Mainframe Adapter for SNA GatewayをCRMと分離します。この構成では、UNIXマシンでサードパーティのスタックが不要になります。この構成を使用するには、ローカルのTuxedo Mainframe Adapter for SNA GatewayとリモートのCRMの間に1対1の関係が必要です。
図1-2 分散構成

別のタイプの分散構成では、アプリケーションおよびTuxedo Mainframe Adapter for SNA Gatewayを異なるUNIXベース・プラットフォームのCRMから分離します。TMA SNA GatewayとCRM間の接続にはTransmission Control Protocol/Internet Protocol(TCP/IP)、メインフレーム環境との接続にはSNAが使用されます。この構成では、SNAスタックが動作していないオペレーティング・システムにATMIプラットフォームが必要なインストールで、CRMから独立してATMIプラットフォームをデプロイできるという柔軟性が与えられます。この構成では、ローカルのTuxedo Mainframe Adapter for SNA GatewayとリモートのCRM間の関係が1対1である必要もあります。
図1-3 代替の分散構成

親トピック: 構成の決定