1 このリリースの新機能
Oracle Database Applianceリリース19.22では、Oracle Database Applianceハードウェア・モデルでOracle Database 19cの機能がサポートされています。
新機能
このリリースでは、Oracle Database ApplianceモデルX10-HA、X10-L、X10-S、X9-2-HA、X9-2L、X9-2S、X8-2-HA、X8-2M、X8-2S、X7-2-HA、X7-2MおよびX7-2Sがサポートされています。Oracle Database Applianceにベア・メタル・デプロイメントを作成するか、Oracle Database Applianceリリース19.22に既存のベア・メタル・デプロイメントにパッチを適用するか、これをアップグレードできます。また、Oracle Database Appliance DBシステムの作成およびパッチ適用またはアップグレードも可能です。Oracle Database Applianceリリース19.22をデプロイする前に、このリリースのOracle Database Applianceに関する既知の問題の章で重要な修正について確認してください。
Oracle Database 19cの機能については、Oracle Databaseドキュメント・ライブラリ(https://docs.oracle.com/en/database/oracle/oracle-database/index.html)を参照してください。
このリリースでは、次の新機能が提供されています。
- Oracle Database Applianceベア・メタル・デプロイメント、KVMおよびDBシステムのプロビジョニングとパッチ適用
このリリースでは、Oracle Database Applianceリリース19.22のベア・メタル・デプロイメントとパッチ適用、KVMおよびDBシステムの、X10-HA、X10-L、X10-S、X9-2-HA、X9-2L、X9-2S、X8-2-HA、X8-2M、X8-2S、X7-2-HA、X7-2-HA、X7-2MおよびX7-2Sでのプロビジョニングがサポートされています。
ハードウェア・モデルのOracle Database Applianceデプロイメントおよびユーザーズ・ガイドのOracle Database Applianceベア・メタル・システムのプロビジョニングの章を参照してください。
-
ベア・メタル・システムおよびDBシステムでのOracle Database Appliance X9-2、X8-2およびX7-2でのOracle Linux 8へのOracle Database Applianceのアップグレード
Oracle Database Applianceリリース19.21以降、オペレーティング・システムはOracle Database Appliance X9、X8およびX7ハードウェア・モデルのOracle Linux 8です。このリリースでは、すべてのデプロイメントでオペレーティング・システムをアップグレードする必要があります。ハードウェア・モデルのOracle Database Applianceデプロイメントおよびユーザーズ・ガイドのデータ保持再プロビジョニングを使用したOracle Database Applianceのリリース19.22へのアップグレードの章を参照してください。
-
Oracle Database Appliance DBシステムでのOracle Database 21cおよび19cデータベースのサポート
このリリースでは、DBシステムでのOracle Databaseリリース21.8、19.22、19.21、19.20、19.19および19.18のデータベースの作成をサポートしています。インストールされるOracle Grid Infrastructureソフトウェアのバージョンは、インストールするOracle Databaseのバージョンと同じです。バージョンは、database
の属性version
を使用して、データベース・システムのJSONペイロードで指定されます。DBシステムでOracle Database 21cおよび19cのデータベースを作成するためのJSONファイルの変更の詳細は、ハードウェア・モデルのOracle Database Applianceデプロイメントおよびユーザーズ・ガイドを参照してください。
- ODACLIコマンドの拡張機能
このリリースでは、ODACLIコマンド・オプションに変更があります。このリリースでサポートされているコマンドのオプションを表示するには、コマンドに
--help
オプションを使用します。詳細は、使用しているハードウェア・モデルのOracle Database Applianceデプロイメントおよびユーザーズ・ガイドのOracle Database Applianceコマンドライン・リファレンスの章を参照してください。
- ブラウザ・ユーザー・インタフェースからのOracle Database Applianceドキュメントへのアクセス
このリリースのOracle Database Applianceドキュメント・セットには、ブラウザ・ユーザー・インタフェースからアクセスできます。
BUIの右上隅に検索ボックスがあります。検索結果として、BUIで新しいウィンドウとして表示されるドキュメント・ページへのリンクが表示されます。「Help」ボタンをクリックすると、タブのコンテキストに関連するドキュメントからのリンクが表示されます。BUIには、Oracle Database Applianceドキュメント・ページの検索結果とともに、検索問合せに関連するよくある質問(FAQ)も表示されます。また、検索ボックスでDCS-10001、DCS-10032などのDCSエラー・コードを検索し、これらのエラー・コードを含むドキュメント・ページへのリンクを取得することもできます。検索問合せを指定すると、関連するドキュメント、FAQ、およびDCSエラーコード・リンクがBUIの新しいウィンドウに表示されます。
リリースのドキュメントの最新の更新については、オンラインのOracle Database Applianceドキュメント・ライブラリ(https://docs.oracle.com/en/engineered-systems/oracle-database-appliance/index.html)を参照してください。
-
Oracle Grid InfrastructureおよびOracle Databaseの更新
このリリースでは、ベア・メタル・システムの次のOracle Grid InfrastructureおよびOracle Databaseの更新(2024年1月Oracle Databaseリリース更新)が提供されています。
- 19.22.0.0.240116
Oracle Grid Infrastructureクローン、Oracle DatabaseクローンおよびISOイメージのパッチ
パッチの詳細およびリンクについては、Oracle Database Applianceリリース19.22のパッチの章を参照してください。
Oracle Database ApplianceのパッチはMy Oracle Supportで入手できます。パッチを選択するときは、ドロップダウン・リストからOracle Database Applianceリリース19.22を選択していることを確認してください。-
ベア・メタル・システム用のOracle Database Appliance 19.22.0.0.0サーバー・パッチ: パッチ36269277を使用して、ベア・メタル・デプロイメントをOracle Database Applianceリリース19.22に更新します。デプロイメントをリリース19.22に更新するには、サーバー・パッチ、Oracle Grid Infrastructureクローン・ファイルおよびOracle Databaseクローン・ファイルをダウンロードする必要があります。
-
ODACLI/DCSスタック用のOracle Database Appliance 19.22.0.0.0 GIクローン: パッチ30403673を使用して、デプロイメントをOracle Database Applianceのこのリリースに更新します。このパッチを使用して、Oracle Database Applianceの初期デプロイメントも実行します。このバンドルには、工場出荷時の状態のOracle Database Applianceにデプロイする最新のOracle Grid Infrastructureコンポーネント、またはオペレーティング・システムのISOイメージを使用して再イメージ化されたOracle Database Applianceが含まれています。このパッチは、すべてのOracle Database Applianceハードウェア・モデル(ベア・メタル)を対象としています。
- ODACLI/DCSスタック用のOracle Database Appliance RDBMSクローン: Oracle Database 19.22.0.0.240116ソフトウェア・クローン・ファイルを使用して、19.22.0.0.240116 Oracle Databaseホームを作成します。パッチ30403662は、この更新のデータベース・クローンを提供します。このパッチは、すべてのOracle Database Applianceハードウェア・モデル(ベア・メタル・システム)を対象としています。
- KVM用のOracle Database Appliance 19.22.0.0.0 DBシステム・イメージのダウンロード: KVMデータベース・システム・テンプレートを使用して、Oracle Database Applianceリリース19.22のKVMベースの仮想化をデプロイします。パッチ32451228は、この更新のソフトウェアを提供します。
- すべてのプラットフォームのOracle Database Appliance 19.22.0.0.0 OS ISOイメージ: このパッチを使用して、Oracle Database Appliance 19.22のオペレーティング・システムを再イメージ化します。パッチ30403643は、この更新のソフトウェアを提供します。
-
DBシステム用のOracle Database Appliance 21.8.0.0.221018 GIクローン: パッチ33152235を使用して、Oracle Database 21cデータベースを作成するためのDBシステムでOracle Database Applianceの初期デプロイメントを実行します。このパッチは、DBシステムを使用したOracle Database Applianceハードウェア・モデル専用です。
- DBシステム用のOracle Database Appliance 21.8.0.0.221018データベース・クローン・ファイル: Oracle Database 21.8.0.0.221018ソフトウェア・クローン・ファイルを使用して、21.8.0.0.221018 Oracle Databaseホームを作成します。パッチ33152237は、この更新のデータベース・クローンを提供します。このパッチは、DBシステムを使用したOracle Database Applianceハードウェア・モデル専用です。
関連項目
- Oracle Database Applianceのチェックリスト
- Oracle Database Applianceベア・メタル・システムのプロビジョニング
- Oracle Database Applianceへのパッチ適用
- データ保持再プロビジョニングの使用によるリリース19.22へのOracle Database Applianceのアップグレード
- Oracle Database Applianceコマンドライン・インタフェース
- Oracle Auto Service Request (Oracle ASR)の構成と使用
- データ保持再プロビジョニング・アップグレードのトラブルシューティング
- Oracle Database Applianceエラー相関レポートの表示
- このリリースのOracle Database Applianceに関する既知の問題
- データ保持再プロビジョニングに関するFAQ