クイック・スタート
Oracle Database Appliance REST APIは、データ・センター内の任意のシステムで実行されているJavaアプリケーションから管理およびモニタリング機能を実行する一連のAPIを提供します。 これらのAPIにより、Oracle Database Appliance管理機能を任意のカスタム・モニタリングおよび管理アプリケーションに柔軟にプラグインできます。 Oracle Database Appliance REST APIは、すべてのOracle Database Applianceシステムで実行されているDCSエージェントによって処理されます。 APIは、BUIおよびodacliで使用される認証と同様に、同じ基本認証メカニズムを使用して認証されます。 DCSエージェントを設定するには、使用しているハードウェア・モデルの「Oracle Database Applianceデプロイメントおよびユーザー・ガイド」を参照してください。
Oracle Database Appliance Java SDKを介したREST APIの使用
/opt/oracle/dcs/odajavasdk
で入手可能な解凍済oda-java-sdk-19.22.0.0.0.zip
のsrc
ディレクトリを使用して、IDEでプロジェクト(NetBeansやEclipseなど)を作成します。- サンプル・ディレクトリには、データベース・ライフサイクル管理(LCM)操作(作成、削除、更新、リストなど)を示すJavaファイルが含まれます。 ジョブIDに基づいてジョブの詳細を取得することもできます。
- 作成したプロジェクトのソース・フォルダとして、
src/main/java/samples
およびsrc/main/resources
を追加します。 lib
ディレクトリからビルド・パスにoda-java-sdk-client-19.22.0.0.0.jar
を追加します。docs
ディレクトリから、上で追加した必要なライブラリにoda-java-sdk-client-19.22.0.0.0-javadoc.jar
をアタッチします。 Docディレクトリをビルド・パスjarに追加する方法については、IDEの設定を確認してください。- Oracle Database Applianceマシン上の
/opt/oracle/dcs/conf/dcspublickey_wallet/cwallet.sso
から、アプリケーションを実行するホストにcwallet.sso
ファイルをコピーします。 - コメント化されたセクションに記載されている情報を使用して、Javaファイルを編集します。
utils/DCSAgentUtil.java
でIPアドレスまたはホスト名、ポート、ユーザー名、つまりoda-admin、パスワード、ウォレット・パスおよび別名を更新します。 別名は/opt/oracle/dcs/conf/dcs-agent.jsonにあります。 ウォレット・パスをローカル・ホスト上のcwallet.ssoのロケーションに設定します。 - アプリケーションのビルドをエラーなしで実行します。 サンプル・ファイルを実行して、提供されている機能を確認します。 たとえば、
ListDatabases.java
を実行して、Oracle Database Applianceシステムで実行されているデータベースのリストを取得します。 - コンソールおよびプロジェクト・フォルダのlogsフォルダに生成された
oda-java-sdk.log
ファイルで出力を表示できます。