インストール
Oracle NoSQL Databaseをインストールする前に、様々なデータベース・パッケージ・ファイルを格納し、データを格納するディレクトリを決定します。次の環境変数に適切なディレクトリ・パスを設定します。
-
$KVHOME
- これは、すべてのOracle NoSQL Databaseパッケージ・ファイル(ライブラリ、Javadoc、スクリプトなど)を格納するディレクトリです。インストール内のストレージ・ノードごとに$KVHOME
の同じディレクトリ・パスを使用することをお薦めします。今後のソフトウェアのアップグレードを簡単にするには、リリース番号を含める規則を$KVHOME
に使用します。たとえば、/var/kv/kv-M.N.O
のような$KVHOME
の場所を使用します。M.N.O
は、ソフトウェアのrelease.major.minor番号を表します。$KVROOT
- これは、Oracle NoSQL Databaseデータを格納するディレクトリです。
$KVHOME
と$KVROOT
の両方のディレクトリがストレージ・ノードにローカルであり、ネットワーク・ファイル・システム上にはないようにすることをお薦めします。
ノート:
$KVHOME
と$KVROOT
には異なるディレクトリを使用してください。次に例を示します。export $KVHOME=$HOME/nosql/kv-23.1.21export
$KVROOT=$KVHOME/kvroot
Oracle NoSQL Databaseをインストールするステップ:
- Oracle NoSQL Databaseバンドルをダウンロードします。Community EditionまたはEnterprise Editionソフトウェアをダウンロードできます。
- Community Edition: Oracle NoSQL Database Community Edition (CE)ソフトウェアは、Apache 2.0ライセンス(Apache 2.0)に従ってライセンスされます。
- Enterprise Edition: Oracle NoSQL Database Enterprise Edition (EE)ソフトウェアは、Oracleの商用ライセンスに従ってライセンスされます。
- Oracle NoSQL Databaseパッケージ(
kv-M.N.O.zip
またはkv-M.N.O.tar.gz
)の内容を$KVHOME
に抽出します。$KVHOME
が共有ネットワーク・ディレクトリにある場合(非推奨)は、1回のみ展開する必要があります。$KVHOME
が各ストレージ・ノードにローカルである場合は、各ストレージ・ノードでパッケージを展開します。パッケージを解凍すると、Oracle NoSQL Databaseがインストールされます。unzip kv-ee-23.1.21.zip
$KVHOME
(Oracle NoSQL Databaseパッケージを解凍した場所)および$KVROOT
に適切な値を設定します。次に例を示します。export $KVHOME=$HOME/nosql/kv-23.1.21 export $KVROOT=$KVHOME/kvroot
- 次のコマンドを使用して、ソフトウェアのインストールを検証します:
java -Xmx64m -Xms64m -jar $KVHOME/lib/kvclient.jar
次のような出力が表示されます:
ここで、23.1.21 2023-05-18 21:25:44 UTC Build id: 477e7f102ab4 Edition:Client
23.1.21
はデータベースのバージョン番号です。
ソフトウェアのインストールが完了します。データ・ストアの構成を続行できます。