GeoJSONデータの管理

GeoJson仕様は、地形(ジオメトリ)を表すjsonオブジェクトの構造およびコンテンツを定義します。

GeoJson仕様によれば、JSONオブジェクトがジオメトリ・オブジェクトになるには、typeおよびcoordinatesという2つのフィールドを持つ必要があります。ここで、typeフィールドの値はジオメトリの種類を指定し、coordinatesの値は、要素がジオメトリの形状を定義する配列である必要があります。様々なタイプのジオメトリ・オブジェクトの詳細は、GeoJSONデータの概要に関する項を参照してください。すべての種類のジオメトリが、一連の位置によって指定されます。ただし、行文字列やポリゴンの場合、実際の幾何学的図形は、位置を結ぶ線によって形成されます。GeoJson仕様では、水平軸と垂直軸がそれぞれ経度と緯度である、(フラットな)デカルト座標系の点を結ぶ直線として、2点間の線を定義します。詳細は、線および座標系に関する項を参照してください。

例のとおりに操作する場合は、スクリプトgeojsonschema_loaddata.sqlをダウンロードして、次に示すように実行します。このスクリプトにより、例で使用する表が作成され、表にデータがロードされます。

KVSTOREまたはKVLiteを起動し、SQL.shellを開きます。
java -jar lib/kvstore.jar kvlite -secure-config disable
java -jar lib/sql.jar -helper-hosts localhost:5000 -store kvstore
geojsonschema_loaddata.sqlには、次の内容が含まれています:
### Begin Script ###
load -file geoschema.ddl
import -table PointsOfInterest  -file geoschema.json
### End Script ###
loadコマンドを使用して、スクリプトを実行します。
load -file geojsonschema_loaddata.sql
Oracle NoSQL Databaseは、JSONオブジェクトをジオメトリとして解釈し、特定の条件を満たすジオメトリを含む行を検索できる多数の関数を実装します。