例で使用するサンプル・ユースケース

SQLの様々な概念を学習するために、2つの異なるスキーマ(およびリアルタイム・シナリオ)を使用します。これら2つのスキーマには、Oracle NoSQL Databaseで使用できる様々なデータ型が含まれます。

スキーマ1: BaggageInfoスキーマ

このスキーマを使用すると、フライトで旅行する乗客が、最終目的地までのルートに沿って、チェックインされた持ち込み手荷物または預け手荷物の進行を追跡できるユースケースを処理できます。この機能は、航空会社のモバイル・アプリケーションの一部として利用できます。乗客がモバイル・アプリケーションにログインすると、現在のフライトのチケット番号または予約コードが画面に表示されます。乗客は、この情報を使用して手荷物情報を検索できます。モバイル・アプリケーションでは、NoSQL Databaseを使用して、手荷物に関連するすべてのデータを格納しています。バックエンドでは、モバイル・アプリケーション・ロジックにより、SQL問合せを実行して必要なデータを取得します。

スキーマ2: ストリーミング・メディア・サービス - 永続ユーザー・プロファイル・ストア

TVストリーミング・アプリケーションについて検討します。世界中の顧客が視聴する様々な番組をストリーミングしています。すべての番組にはいくつかのシーズンがあり、各シーズンには複数のエピソードがあります。TVストリーミング・アプリケーションを使用して顧客の現在のアクティビティをトラッキングする永続メタデータ・ストアが必要です。このスキーマを使用すると、顧客が視聴したエピソード、エピソードごとの視聴時間、視聴した番組の合計シーズン数などの有用な情報を顧客に提供できます。データはNoSQL Databaseに格納され、アプリケーションはSQL問合せを実行して必要なデータを取得し、ユーザーが使用できるようにします。