28.1 Logbackロギングの構成
デフォルトのLogbackロギング構成ファイルは、
/etc/oracle/graph/logback-server.xml
にあります。この構成ファイルには、/var/log/oracle/graph/
のログのターゲットの場所が含まれています。さらに、この構成ファイルにはローリング・ファイル追加機能も定義されています。
ノート:
- Logbackは、ログ・サイズ(250MB)と日付の両方に基づいてログ・ファイルをロールするように構成されています。
- ログ・ファイルは、サブディレクトリ(1か月当たり1ディレクトリ)に圧縮形式で自動的に保存されます。特定の日に複数のファイルが存在する可能性があります。
- また、グラフ・サーバー(PGX)が起動するたびに、新しいログ・ファイルがトリガーされます。
Logback構成ファイルは、グラフ・サーバー(PGX)によって自動的に選択されます。javaアプリケーションでこの構成を使用するには、JVMの起動時にlogback.configurationFile
システム変数を設定できます。
java -Dlogback.configurationFile=$PGX_HOME/conf/logback.xml ...
JShellセッション中のロギング・レベルの変更
JShellを使用してグラフ・サーバーに接続すると、loglevel(String loggerName, String levelName)
関数を使用して、任意のロガーのロギング・レベルをすばやく変更できます。たとえば:
loglevel("oracle.pgx", "debug")
loglevel("ROOT", "info")
loglevel("org.apache.hadoop", "off")
Webアプリケーション・サーバーへのログイン
oracle-graph-webapps-<version>.zip
ダウンロード・パッケージのgraph-server-webapp-<version>.war
ファイルには、logback.xml
が含まれています。このファイルは、選択したアプリケーション・サーバーで実行されているWebアプリケーションに何を記録するかを決定します。このファイルは、graph-server-webapp-<version>.war
ファイルのフォルダWEB-INF/classes
内にあります。デフォルトでは、エラーのみが記録されます。ただし、Webサーバーにさらにログインする場合は、このファイルを変更できます。変更を有効にするには、ファイルを変更した後にWebサーバーを再起動する必要があります。
親トピック: グラフ・サーバー(PGX)のログ管理