26.11.6 エンタープライズ・スケジューラ構成ガイド

この章では、エンタープライズ・スケジューラの追加構成オプションについて説明します。

ノート:

これらの構成オプションは、グラフ・サーバー(PGX)エンジンの構成パラメータscheduler構成変数がenterprise_schedulerに設定されている場合にのみ使用できます。
構成は、次の2つの部分から構成されます。
  1. enteprise_scheduler_config: タスクのスケジュール方法に関する詳細を設定します
  2. enterprise_scheduler_flags: エンタープライズ・スケジューラをさらに詳細に構成できます

エンタープライズ・スケジューラのフィールド

フィールド 説明 デフォルト
analysis_task_config object 分析タスクの構成。
weight
<no-of-CPUs>
priority
medium
max_threads
<no-of-CPUs>
fast_analysis_task_config object 高速分析タスクの構成。
weight
1
priority
high
max_threads
<no-of-CPUs>
max_num_concurrent_io_tasks integer 同時ioタスクの最大数。 3
num_io_threads_per_task integer タスクごとに使用するioスレッドの数。 <no-of-cpus>

分析タスク構成フィールド

フィールド 説明 デフォルト
max_threads integer タスクに使用するスレッド数に関する強い制限。 必須
priority enum[high, medium, low] タスクの優先度。スレッドは、実行時に最も優先度の高いタスクに与えられます。優先度が最も高いスレッドが他にもある場合、スレッドはその重みに従ってタスクに与えられます 必須
weight integer タスクの重み。スレッドは、その重みに比例してタスクに与えられます。重みが高いタスクは、重みが低いタスクよりも多くのスレッドを取得します。重みが同じタスクは、同じ量のスレッドを取得します。 必須

エンタープライズ・スケジューラのフラグ

フィールド 説明 デフォルト
show_allocations boolean trueの場合、メモリー割当て情報が表示されます。 false
show_environment boolean trueの場合、起動時にバージョン番号および主要な環境設定が表示されます。 false
show_logging boolean trueの場合、サマリー・ロギングが有効になります。これは非デバッグ・ビルドでも利用でき、起動時に取得されるマシン・ハードウェア情報、ワークロードに関するジョブごと/ループごとの情報などの情報が含まれます。 false
show_profiling boolean trueの場合、プロファイル情報が表示されます。 false
show_scheduler_state boolean trueの場合、更新のたびにスケジューラの状態がダンプされます。 false
show_warnings boolean trueの場合、警告が有効になります。これらは致命的ではないエラーです。たとえば、NUMA対応割当てを目的のソケットに配置できない場合です。 true

例26-4 カスタム・エンタープライズ・スケジューラの構成

この構成では、タスク当たりのioスレッド数が16に設定され、同時ioタスクの最大数が5に増加されます。また、高速分析タスクの構成の重みは1、優先度は「high」に設定され、使用される最大スレッド数に関する制限は1に設定されます。

{
  "enterprise_scheduler_config": {
    "num_io_threads_per_task": 16,
    "max_num_concurrent_io_tasks": 5,
    "fast_analysis_task_config": {
      "weight": 1,
      "priority": "high",
      "max_threads": 1
    }
  }
}

例26-5 エンタープライズ・スケジューラのフラグの使用

この構成により、エンタープライズ・スケジューラからの追加のロギング出力が有効になります。

{
  "enterprise_scheduler_flags": {
    "show_logging": true
  }
}