27 グラフ・サーバー(PGX)を使用したファイルの操作

この章では、グラフ・サーバー(PGX)を使用したグラフのロード、格納、エクスポートなど、各種操作を実行するための様々なファイル形式の操作について詳しく説明します。

ファイルの読取りまたは書込みを行うには、読取りまたは書込みの対象となるファイルが格納されているディレクトリ(グラフ・サーバー上)を指すディレクトリ・オブジェクトを定義して、対応するディレクトリへのアクセスを明示的に認可する必要があります。

CREATE OR REPLACE DIRECTORY graph_files AS '/data/graphs/my_graphs';
GRANT READ, WRITE ON DIRECTORY graph_files TO GRAPH_DEVELOPER;

また、次の点にも注意してください。

  • CREATE DIRECTORY文のディレクトリは、グラフ・サーバー(PGX)に存在する必要があります。
  • このディレクトリは、グラフ・サーバー(PGX)によってOSレベルで読取り可能(/書込み可能)である必要があります。

前述のコードでは、ディレクトリに対する権限をGRAPH_DEVELOPERロールに付与します。ただし、個々のユーザーに権限を付与することもできます。

GRANT READ ON DIRECTORY graph_files TO <graph_user>;