ユーザー名書式

実装時に、デフォルト・ユーザー・カテゴリのユーザー名のデフォルト書式を指定します。このトピックでは、使用可能な形式を説明します。形式を選択するには、「アプリケーション・セキュリティ・プリファレンスの管理」タスクを実行します。このときに、セキュリティ・コンソールの「管理」ページが開きます。

「ユーザー・カテゴリ」タブをクリックし、デフォルト・ユーザー・カテゴリの名前をクリックして開きます。「詳細」サブタブの「編集」をクリックして、ユーザー名書式を編集します。任意のユーザー・カテゴリ書式をいつでも変更できます。

使用可能なユーザー名書式

次の表で、使用可能なユーザー名形式を説明します。

ユーザー名書式

説明

Eメール

勤務先Eメール(またはパーティ電子メール、パーティ・ユーザー)はユーザー名です。たとえば、john.smith@example.comのユーザー名はjohn.smith@example.comになります。重複名を一意にするために、数値が追加されます。たとえば、john.smith@example.comおよびjohn.smith1@example.comがすでに存在している場合、john.smith2@example.comを使用できます。

「Eメール」はデフォルト書式です。

FirstName.LastName

就業者の名と姓を1つのピリオドで区切った名前がユーザー名になります。たとえば、John Frank Smithのユーザー名はjohn.smithになります。重複名を一意にするために、ユーザーのミドル・ネームまたはランダムな文字が使用されます。たとえば、John Smithのユーザー名はjohn.frank.smithまたはjohn.x.smithになります。

FLastName

就業者の姓の前に名のイニシャルを加えた名前がユーザー名になります。たとえば、John Smithのユーザー名はjsmithになります。

個人またはパーティ番号

パーティ番号または個人番号がユーザー名になります。企業で個人番号の手動採番を使用している場合は、雇用プロセス中に入力した任意の番号がユーザー名になります。それ以外の場合は、番号が自動的に生成され、編集することはできません。自動的に生成された番号がユーザー名になります。たとえば、John Smithの個人番号が987654の場合、ユーザー名は987654になります。

別のユーザー名ルールを選択した場合は、「保存」をクリックします。変更はすぐに有効になります。

システム・ユーザー名

選択したユーザー名ルールが失敗する場合があります。たとえば、ユーザー・アカウントが要求されたときに個人のパーティ番号、個人番号、Eメールが使用できないことがあります。この場合、一意のユーザー名が定義されるまで次に示すオプションを記載されている順序で適用してシステム・ユーザー名が生成されます。

  1. Eメール

  2. FirstName.LastName

  3. 姓のみ使用できる場合は、ランダムな文字が姓の先頭に付きます。

セキュリティ・コンソール・オプションの「生成ルールが失敗した場合にシステム・ユーザー名を生成」によって、システム・ユーザー名を生成するかどうかを制御します。このオプションは無効にすることができます。この場合、ユーザー名が選択した形式で生成できないと、エラーが発生します。

ヒント: システム・ユーザー名が生成された場合は、後から編集して希望の値を指定できます。

ユーザー名の編集

人事(HR)担当者とライン・マネージャは、ユーザー名を任意の形式で入力し、就業者を雇用するときのデフォルトのユーザー名を上書きできます。HR担当者は、「ユーザーの編集」および「ユーザー・アカウントの管理」ページでも個々のユーザーのユーザー名を編集できます。ユーザー名の最大長は80文字です。

勤務先Eメール

ライン・マネージャまたはHR担当者は、就業者を雇用するときに勤務先Eメールを省略する場合があります。その場合、就業者の詳細を編集してEメールを後から追加することできません。ただし、セキュリティ・コンソールでユーザーを編集し、そこでEメールを入力できます。異なるユーザー名が生成された後にユーザー名として勤務先Eメールを使用するには、既存のユーザー名を編集します。