オブジェクトの監査

Oracle Cloudの監査フレームワークを使用して、Oracle Fusion Cloud Risk Managementで組織が作成するレコードに対する変更を追跡できます。

この機能を使用することをお薦めします。定期的に完了する必要があるタスクがある程度サポートされています。たとえば、監査期間中に発生したコントロールの変更の説明を外部監査者が求める場合があります。監査レポートで、これらのコントロールを識別できるので、変更を説明するのに役立ちます。

内部的には、非常に重要な影響を及ぼす編集を監査によってコントロールしやすくなります。たとえば、ロール割当がアクセス・モデルおよびコントロールによって分析されるユーザーをグローバル・ユーザーIDによって区別するとします。実装タスクの1つとして、1人のグローバル・ユーザーを別のグローバル・ユーザーと区別できる値を選択します。その後の任意の時点で、ユーザーがこれらの値を変更する可能性がありますが、そのようにすると、すべてのアクセス・モデルの結果およびコントロール・インシデントがパージされます。さらに、ユーザー・ビジネス・オブジェクトを組み込むトランザクション・モデルおよびコントロールに関する結果やインシデントもパージされます。監査機能を使用すると、このような重大な変更をモニターできます。

次に、監査フレームワークを使用して追跡できる、オブジェクトとそのオブジェクトの属性を示します。

  • 拡張コントロール: コントロール名、摘要、ステータス、優先度、フレックスフィールド、結果調査員、観点、結果の観点および関連レコード。

  • 資格/権利: 資格/権利名、摘要、ステータスおよびアクセス・ポイント名。

  • グローバル条件: 名前、フィルタ名、属性、条件および値。

  • グローバル・ユーザー: 名、姓、ミドル・ネーム、ユーザー名、グローバル・ユーザーID、Eメール、採用日、ステータスおよびジョブ。

  • ユーザー定義アクセス・ポイント: ユーザー定義アクセス・ポイントID、名前および摘要。

  • ユーザー・グループ: 新規グループ、削除されたグループ、グループに追加されたメンバー、グループから削除されたメンバー、またはグループに対して適格ではなくなったメンバー。

  • ビジネス・オブジェクト・セキュリティ: ユーザー名、製品またはビジネス・オブジェクト別のアクセス。

ノート: 監査データを使用するトランザクション・モデルを作成して、長期間にわたるデータに対する変更から見えてくるリスクを明らかにすることもできます。そのような監査機能の詳細は、監査をサポートするモデルの作成を参照してください。