ジョブ詳細の表示
デフォルトでは、「ジョブのモニター」ページに、過去24時間以内にすべてのユーザーが発行したジョブがリストされます。各行には、ジョブのカプセル情報として、識別番号およびジョブ名とステータスが表示されます。
通常、ジョブのステータスは、ジョブが進行すると「キュー済」から「開始済」、その後「完了」または「失敗」のいずれかに自動的に更新されます。ただし、ジョブは取り消すことができます。そうすると、そのステータスが「取消要求済」に変わり、次にアプリケーションが操作を完了すると「取消済」に変わります。
一部のジョブは、「警告ありでジョブ完了済」ステータスまたは「エラーありでジョブ完了済」ステータスで終了する場合があります。
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警告ありで完了のステータスは、ジョブが複数のコントロールを評価し、その一部が無効であるときに適用されます。有効なコントロールは正常に結果を返し、無効なコントロールは警告を返します。
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エラーありで完了のステータスは、同期ジョブの要素が失敗し、それがそのジョブの他の要素に影響しない場合に適用されます。たとえば、ジョブが1つのビジネス・オブジェクトに対して失敗し、その他すべてのビジネス・オブジェクトに対してデータが適切に同期化される場合です。
「ジョブのモニター」ページでは、次のことができます。
- デフォルトで表示されるもの以外の一連のジョブを返す、フィルタ基準を選択します。フィルタリング・オプションを設定するには、「フィルタの表示」リンクを選択します。
- ジョブのリストを開始日(デフォルト)、ジョブのID番号、名前または発行日でソートします。「ソート・キー」フィールドで、これらのいずれかのオプションを選択します。
- 任意のジョブの行の「展開」アイコンを選択すると、それに関する追加の詳細が表示されます。これには、ジョブを発行した個人のユーザー名、そのタイプおよびジョブが発行、開始および終了した日付が含まれます。展開表示を閉じるには、「縮小」アイコンをクリックします。
- 「開始済」ステータスのジョブの完了率を表示します。この統計は、ステータスの下に表示されます。「開始済」以外のステータスのジョブには表示されません。
- ページのコンテンツをリフレッシュします。リフレッシュ・アイコンをクリックすることも、「自動リフレッシュ」チェック・ボックスを選択して、10秒ごとにページを自動的にリフレッシュすることもできます。
ジョブの実行に関する情報も表示できます。ジョブのステータスにカーソルを重ねます。アンダースコアが表示された場合は、追加情報を参照できます。その場合は、ステータスをクリックすると、追加データを示す「要約」ページが開きます。
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「失敗」または「取消済」ステータスのジョブでは、失敗または取消しを説明するメッセージが表示されます。
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グローバル・ユーザー同期化ジョブ、レポート同期化ジョブまたはインポート・ジョブには、ジョブによって処理された新規レコードと更新済レコードの数が表示されます。グローバル・ユーザー同期化ジョブには、処理済レコードの合計数も表示されます。
トランザクション・データ同期ジョブでは、ジョブの影響を受ける各ビジネス・オブジェクトの新規、更新済および合計の値が表示されます。または、新規または更新済レコードがない場合は、そのことを示すメッセージが表示されます。更新が発生すると、ビジネス・オブジェクト間の基礎となる関連の数もジョブで返されます。データ同期ジョブの実行中に、そのジョブの詳細にドリルできます。これにより、各ビジネス・オブジェクトのデータが同期されたかどうか、およびそれぞれのステータスおよびレコード数をいつでも確認できます。このジョブには、エクスポート可能な.xlsx形式のレポートも用意されています。これには、各ビジネス・オブジェクトの同期済レコードの数が含まれています。
ユーザー定義ビジネス・オブジェクトをインポートするジョブでは、ジョブに含まれるインポート済オブジェクトごとに新規、更新済および合計の値が表示されます。
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一部のジョブは、ジョブによって処理されたレコードの数を表示します。これには、モデル分析ジョブや一括編集ジョブに加えて、モデル、コントロールまたはグローバル条件をインポートまたはエクスポートするジョブがあります。
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コントロール分析ジョブには、新しく生成されたインシデントの数と更新されたインシデントの数が示されます。
複数コントロールを分析するジョブは、実際には、各コントロールごとに1つずつの個別の分析のセットです。複数コントロール分析ジョブのステータスをクリックすると、その「要約」ページは「ジョブのモニター」の子ページとして機能し、各コントロールが明確に示されます。各コントロールについてステータスが報告され、そのステータスが「開始済」の場合は完了率がレポートされます。ステータスが「完了」または「失敗」になった各コントロールで、ステータスをクリックすると、レコード数またはメッセージが表示された子の「要約」ページが開きます。
インシデント・コントロール(またはモデル)がユーザー定義オブジェクトを呼び出した場合、その要約ページには要素が階層的に表示されます。インシデント・コントロールは階層の最上部にあります。その下に、データ・セット・コントロールがあり、インシデント・コントロールによって呼び出されるユーザー定義オブジェクトにデータを提供します。ここでも、それぞれのステータスが表示され、各ステータスをクリックすると結果を表示できます。
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パージ・ジョブは、パージされたレコードの件数を表示します。
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アクセス認証のスコープ指定ジョブでは、スコープ指定フィルタで選択されたジョブ・ロールの数が示されます。アクセス認証同期化ジョブには、認証で追加または削除された管理者、オーナーおよび監査者の数が表示されます。同期化ジョブには、アクティブな継続認証の数、および前回の実行以降のユーザーへのロールの新規割当数も表示されます。
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セキュリティ同期ジョブには、オブジェクト・レコードのオーナー、編集者またはビューアとして認可されているが、レコードを操作する資格が変更されたユーザーの数が表示されます。ユーザーに操作を認可できるオブジェクト・タイプごとに個別の件数が表示されます。各オブジェクトの「新規」の件数は、認可に対して不適格になったユーザーの数です。「修正済」の件数は、適格性が復元されたユーザーの数です。ジョブの特定の実行について、カウントには、以前のジョブの実行以降に適格性が失われたか復元されたユーザーのみが含まれます。