分析の保存に関する考慮事項

分析およびダッシュボードは、ビジネス・インテリジェンス(BI)カタログに保存します。これは、スプリングボードの「ツール」からアクセスできる「レポートおよび分析」作業領域にあります。

カタログはフォルダ階層構造になっており、「マイ・フォルダ」および「共有フォルダ」から始まります。重要なフォルダの1つである「カスタム」フォルダは、「共有フォルダ」にあります。作成または変更する分析を格納する場合に使用します。

マイ・フォルダ

自分のみが、自分で「マイ・フォルダ」に保存したオブジェクトにアクセスできます。保存された項目は、「レポートおよび分析」作業領域の「マイ・フォルダ」に表示されますが、それ以外の作業領域の「レポートおよび分析」ペインの「マイ・フォルダ」には表示されません。ただし、ウィザードを使用して「レポートおよび分析」ペインで分析を作成し、それを「マイ・フォルダ」に保存した場合だけは例外です。この場合、その分析はすべての作業領域のペインで使用可能になります。

共有フォルダ

自分に適切なロールが割り当てられている場合は、共有フォルダに保存することもできます。作成または変更した分析は、適切なアクセス権を保持するユーザーに使用可能になります。オブジェクトは、サブフォルダが製品ファミリ別に編成されている「カスタム」サブフォルダに保存してください。

「カスタム」フォルダ

共有フォルダへのアクセス権がある場合は、その「カスタム」フォルダを使用して、作成または変更したすべての分析を格納します。

  • 「カスタム」フォルダの外側にある事前定義済の分析が変更される可能性があるアップグレード時に、これらのオブジェクトが影響を受けないようにしておきます。「カスタム」フォルダの外側に保存した変更内容は、アップグレード中に失われることがあります。

  • オブジェクトを簡単に見つけることができます。

  • 「カスタム」フォルダ内のオブジェクトは、元のオブジェクトのセキュリティを低下させることなく編集できます。

オブジェクトを「カスタム」フォルダにコピーすると、コピーされたオブジェクトは「カスタム」フォルダの権限設定を継承します。管理者は、オブジェクトおよびその中に含まれるフォルダに対する権限をリセットできます。