監査用の項目の有効化の例
監査データ収集のためにOracle Cloud監査フレームワーク・オブジェクトおよび属性を識別して有効にするプロセスの例として、提供されたコンテンツ・モデル60002: サプライヤ銀行口座の頻繁な変更について考えてみます。
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このモデルは、銀行口座更新イベントを分析して、モデルの実行日から1年の間に銀行口座レコードが3回以上更新されたサプライヤを見つけます。
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これらの各サプライヤによる更新ごとに、モデルは、口座名、口座タイプ、口座番号、銀行名、摘要および国際支払が許可されているかどうかの古い値と新しい値を返します。これらはすべて、「監査 - サプライヤ銀行口座」というビジネス・オブジェクトの属性です。
このモデル・ロジックは監査イベント属性を使用しますが、これらは自動的に監査ビジネス・オブジェクトに含まれます。これらを有効にする必要はありません。ただし、「口座名」、「口座タイプ」、「口座番号」、「銀行名」、「摘要」および「国際支払の許可」は、監査用に有効にする必要がある結果属性です。これらは、「サプライヤ銀行口座」という、Oracle Cloud監査フレームワークのビジネス・オブジェクトに属します。これは「サプライヤ」オブジェクトの子です。
これらの項目を有効にするには、次の手順を実行します。
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ナビゲータで、「自分の企業」>「設定および保守」を選択します。「監査ポリシーの管理」タスクを開きます。
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Oracle Fusion Applicationsの行の「監査レベル」フィールドで「監査」が選択されていることを確認します。次に、その「ビジネス・オブジェクト属性の構成」ボタンをクリックします。
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「製品」フィールドで、「サプライヤ・モデル」(「サプライヤ銀行口座」オブジェクトの正しい値)を選択します。(「ビジネス・オブジェクトの選択」ページで、そのオブジェクトに対して表示される「タイプ」値と一致することに注意してください。)
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「オブジェクト」リージョンの「監査」列で、このオブジェクトへの階層パスを定義するチェック・ボックスを選択します(「トップ・ノードの監査」→「サプライヤ監査設定」→「サプライヤ」→「サプライヤ銀行口座」)。次に、「サプライヤ銀行口座」行をクリックします。
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「監査済属性」リージョンで、「作成」をクリックします。
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「監査属性の選択と追加」ウィンドウが開きます。ここで、モデルで使用する6つの属性(「口座名」、「口座タイプ」、「口座番号」、「銀行名」、「摘要」および「国際支払の許可」)のチェック・ボックスを選択します。「OK」をクリックしてウィンドウを閉じます。
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「ビジネス・オブジェクト属性の構成」ページで、「保存してクローズ」をクリックします。