ユーザー定義オブジェクトのベスト・プラクティス

ユーザー定義オブジェクトを作成するときは、次のパフォーマンス・ガイドラインに従ってください。

  • ユーザー定義オブジェクトによって返されるデータ量、またはこれらを使用するモデルまたはコントロールによって返されるデータ量を制限して、行数をできるだけ少なくします。許容可能なパフォーマンスを確保するために、モデル・ロジックの定義中にフィルタを追加します。

  • ユーザー定義オブジェクトに結合するビジネス・オブジェクトの数が少ないほど、パフォーマンスが向上します。(たとえば、ユーザー定義オブジェクトを1つまたは2つのビジネス・オブジェクトにのみ関連付けることができます。)

  • 「関連先」(結合)フィルタ条件を適用する場合は、ロジックをより適切に処理するために、最も一意性の高い属性(プライマリ)を使用します。トランザクション・ビジネス・オブジェクトのプライマリ属性の例には、「買掛/未払金請求書」の「請求書ID」や「経費精算書情報」の「経費精算書識別子」などがあります。

  • 再利用性を高めるために、ユーザー定義オブジェクトはできるだけ汎用性を高くします。ただし、このアプローチを採用する場合は、データ・セットが過度に大きくならないようにしてください。

  • ユーザー定義オブジェクトに使用するモデルでは、必ず、キー属性のみを選択します。たとえば、結合関係の確立や属性の作成に必要となるものや、結果として返されるようにする必要があるものを選択します。選択した属性の数がパフォーマンスに影響を及ぼす可能性があります。結果属性に推奨される制限は50個です(これには導出属性を含みます)。