ビジネス・オブジェクトのインポート・ファイルの作成
トランザクション・モデルの場合は、任意のデータ・セットをインポートして、ビジネス・オブジェクトであるかのように使用できます。インポート・ファイルには任意の数のオブジェクトのデータを含めることができ、関連するオブジェクトをグループに編成できます。
Excel 2003以降を使用してインポート・ファイルを作成し、.xml形式で保存します。その後、.xmlファイルまたはそのファイルの.zip圧縮をインポートできます。.xmlファイルまたは.zipファイルの最大サイズは1 MBです。次のワークシートを含むようにファイルを構成します。
-
最初のシートには「BO Group Definitions」というタイトルを付けます。このファイルで作成するグループごとに1行ずつ挿入します。任意の数のグループを作成できますが、少なくとも1つは作成する必要があります。各行で、次の列に値を入力します。
-
「BO Group Name」というヘッダーの列には、このファイルで作成する一連のオブジェクトの集合名として機能する値を入力します。(1つのオブジェクトのみでセットが構成される場合もあります。)
-
「BO Group Type」列には、グループの内容を特徴付けるラベルを入力します。タイプ・ラベルは、FinancialsやProcurementなどです。
-
-
2番目のシートには「BO Definitions」というタイトルを付けます。このファイルで作成するオブジェクトごとに1行ずつを含め、次の列に値を入力します。
-
「BO Group Name」というヘッダーの列には、そのオブジェクトが属するグループの名前を入力します。これは、「BO Group Definitions」シートで設定した名前です。
-
「BO Name」列には、このファイルで作成するオブジェクトの名前を入力します。それぞれの名前は一意である必要があります。グループ内の別のオブジェクト、他のグループ内のオブジェクト、またはアプリケーションにすでに存在するオブジェクトの名前と同じにすることはできません。
-
「BO Category」列には、個々のオブジェクトに含まれるデータを記述するラベルを入力します。「トランザクション」、「運用状況マスター・データ」、「構成設定データ」などの標準ビジネス・オブジェクトに適用されるラベルを使用できます。ただし、他の値を使用することもできます。
-
追加の列には、オブジェクトのキー・フィールドとして機能する属性の名前を入力します。これらの列のヘッダーは、「BO Key1」、「BO Key2」、「BO Key3」などです。「BO Key1」には値を指定する必要があります。追加のキーは、必要に応じていくつでも作成できます。ただし、「BO Key1」以外はすべてオプションです。キー列のヘッダーを作成するとき、番号にギャップがないようにしてください。ただし、これらの列は任意の順序で配置できます。
-
-
3番目のシートには「Attribute Definitions」というタイトルを付けます。このシートには、このファイルで作成するすべてのオブジェクトのすべての属性をリストします。「BO Name」、「Attribute Name」および「Attribute Datatype」という3つの列を設定します。各行で、次の値を入力します。
-
「BO Definitions」シートで設定した、いずれかのオブジェクトの名前。
-
そのオブジェクトの属性の名前。属性名は、それが属するオブジェクトの名前と一致しないようにしてください。
-
その属性のデータ型。有効なデータ型には、String、Integer、Time stamp、DoubleおよびLongがあります。
-
-
このファイルで作成するオブジェクトごとにシートを1つずつ挿入します。これらの各シートには任意のタイトルを付けることができます。推奨されるタイトルは「Data-[Object Name]」です(「BO Definitions」シートで設定したオブジェクトの名前で[Object Name]プレースホルダを置換します)。
-
最初の行の最初のセルに、オブジェクトの名前をヘッダーとして入力します。
-
2行目には、列ヘッダーとして、「Attribute Definitions」シートで設定したオブジェクトの属性名を入力します。
-
残りのすべての行には属性値を入力します。
-
BO Key1として定義した属性については、値を空白にすることはできません。
-
-
書式設定に関する次の標準に従います。
-
セルには、絶対値、式または参照リンクを入力できます。(参照リンクを使用すると、1つのワークシート内のセルに別のワークシート内のセルの値を移入できます。)
-
特定のデータ属性に直接関連付けられていない合計金額の行を削除します。
-
数値書式(ドル記号など)を削除します。「セルの書式設定 - 標準」オプションを使用します。
-
マイナスの金額を指定するには、開きカッコと閉じカッコではなく、マイナス記号を使用します。
-
日付値については、MM/DD/YYYY、MM/DD/YY HH:MM AM、MM/DD/YYYY HH:MM PMまたはMM/DD/YYYY HH:MM:SS (24時間表示)のいずれかの書式を使用します。
-