源泉徴収税の買掛/未収金設定の定義
サプライヤ請求書から税金を源泉徴収し、サプライヤにかわって税務当局に支払う必要がある場合があります。源泉徴収税オプションの設定は、「税金レポートおよび源泉徴収税の管理オプション」ページおよびサプライヤ設定で行います。
源泉徴収税額は、「計算ポイント」オプションの設定に従って計算されます。源泉徴収税を請求書検証時に充当する場合、源泉徴収税額は請求書金額に基づきます。それに対し、源泉徴収税を支払時に充当する場合、源泉徴収税額は支払金額に基づきます。
源泉徴収税額をオンラインでレビューするか、標準レポートを実行します。
自動源泉徴収税の設定
税金を自動的に源泉徴収するには、次のステップを実行します。
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「税金レポートおよび源泉徴収税の管理オプション」ページの「源泉徴収税オプション」セクションで「源泉徴収の充当」オプションを有効にし、その他の源泉徴収税オプションを設定します。
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各税務当局をサプライヤとして作成し、サプライヤ・タイプとして「税務当局」を指定します。
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源泉徴収税コードを作成します。
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源泉徴収税分類を作成します。
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サプライヤの源泉徴収税詳細を指定します。
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税率例外を処理するための源泉徴収税証明書を定義します。
税金の自動源泉徴収
自動源泉徴収を実行するには、源泉徴収税分類を請求書明細に割り当てます。デフォルトの源泉徴収税分類をそのまま使用することも、別の分類を選択することもできます。源泉徴収税を充当すると、Oracle Fusion Taxにより源泉徴収税タイプの請求書明細が1つ以上作成され、請求書の源泉徴収税額および賦払の未払金額が更新されます。
たとえば、100 USDの請求書に20 USDの源泉徴収税が含まれている場合、Oracle Fusion Taxにより源泉徴収税タイプの-20 USDの請求書明細が作成されます。源泉徴収税額は-20 USD、賦払の未払金額は80 USDです。
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自動源泉徴収税は1回のみ計算されます。
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自動源泉徴収税は次の場合は計算されません。
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特定の税金の手動源泉徴収明細を入力した後
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手動支払または払戻により請求書に支払い、支払時に源泉徴収を充当するオプションを選択している場合
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源泉徴収税請求書の作成
請求書から源泉徴収税を控除した後、必要に応じて税務当局に源泉徴収税を送金するための請求書を作成できます。Oracle Fusion Taxでは、源泉徴収税請求書を自動的に作成することも、このタスクを手動で実行することもできます。源泉徴収税請求書を自動的に作成するには、「税金請求書作成ポイント」オプションを設定して、源泉徴収税請求書を請求書検証時に作成するか、支払時に作成するかを指定します。
源泉徴収税のレポート
税務当局、サプライヤおよび管理のレポート要件を満たすために、次のレポートを実行できます。
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請求書、支払およびサプライヤ別源泉徴収税レポート
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税務当局別買掛/未払金源泉徴収税レポート
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買掛/未払金源泉徴収税通知