所得税詳細更新の処理方法

「所得税タイプ」および「所得税リージョン」フィールドは、1099レポートについて、アメリカ合衆国(US)連邦レポート対象サプライヤのすべての請求書配分に必須です。

これらのフィールドを更新または報告するには、「スケジュール済プロセス」ページで「所得税詳細の更新および報告」プロセスを発行します。

次の操作を実行するためのプロセスを発行します。

  • US 1099サプライヤの請求書配分の「所得税タイプ」または「所得税リージョン」フィールドで、不正確な値または欠落した値を訂正します。

  • 所得税タイプが割り当てられた、US 1099サプライヤ以外に対する請求書配分を訂正します。

    • サプライヤがUS 1099サプライヤではないものの、所得税タイプを含む請求書配分が存在する場合、このサプライヤが連邦レポート対象ではないことを確認してください。また、サプライヤの編集ページの「連邦所得税タイプ」フィールドが空白になっていることを確認してください。次に、請求書配分を訂正するプロセスを発行します。

    • サプライヤが現在US 1099サプライヤとして指定されていないものの、そのように指定する必要がある場合は、サプライヤを連邦レポート対象に変更します。この場合、請求書配分は正確であるため、プロセスを発行する必要はありません。サプライヤの請求書は、US 1099レポートに含まれます。

所得税詳細更新に影響を及ぼす設定

次の設定は、「所得税詳細の更新および報告」プロセスによる所得税配分の所得税タイプと所得税リージョンの更新方法に影響を及ぼします。

  • サプライヤの設定

  • 税金レポート・オプション

  • プロセス・パラメータ

ノート: 「所得税レポートに源泉徴収税配分を含める」オプションを使用可能にすると、「US 1099源泉徴収税配分の更新」プロセスが自動的に実行されます。このプロセスにより、所得税タイプまたは所得税リージョンが欠落している既存の源泉徴収税配分が更新されます。

この表は、「所得税詳細の更新および報告」プロセスのパラメータについて説明しています。

パラメータ

説明

ビジネス・ユニット

ビジネス・ユニットの名前。

サプライヤ名

サプライヤの名前。すべてのUS 1099サプライヤを対象としてプロセスを発行する場合は、空白のままにします。

会計日: 自、会計日: 至

包括的な会計日範囲。

所得税タイプ処理

指定したサプライヤの請求書配分の「所得税タイプ」フィールドに対して実行する処理。

  • 処理なし

  • レポート: レポートを印刷します。

  • 更新: 所得税タイプが正しくないか、欠落している請求書配分の「所得税タイプ」フィールドをサプライヤのデフォルトの所得税タイプに更新します。レポートを印刷します。

所得税リージョン処理

指定したサプライヤの請求書配分の「所得税リージョン」フィールドに対して実行する処理。

  • 処理なし

  • レポート: レポートを印刷します。

  • 更新: 所得税リージョンが正しくないか欠落している請求書配分の「所得税リージョン」フィールドを、「所得税リージョンの更新」パラメータに応じて更新します。レポートを印刷します。

所得税リージョンの更新

所得税リージョンが正しくないか、欠落している請求書配分の「所得税リージョン」フィールドに設定する値。

所得税詳細更新の処理方法

レポート・モードでプロセスを実行する場合、所得税詳細の更新レポートには、訂正が必要な請求書配分の数がリストされます。これらの請求書配分は、プロセスを更新モードで実行したときに更新されます。更新モードを使用すると、プロセスによって更新される請求書配分の数もリストされます。

次の表は、所得税詳細の更新レポートの各セクションを示しています。

セクション

説明

所得税タイプ

US 1099サプライヤ用の所得税タイプを含まない請求書配分のサプライヤ名および数がリストされます。US 1099サプライヤとして定義されていないサプライヤ用の所得税タイプを含む請求書配分もリストされます。

所得税リージョン

所得税リージョンが正しくないか、欠落している請求書配分のサプライヤ名および数がリストされます。

ノート: 源泉徴収税配分では、プロセスにより、「所得税リージョン」フィールドの値のみが更新されます。「所得税タイプ」フィールドの値は更新されません。