認証およびアイデンティティ管理

Oracle for Cloud Applicationsによって提供される認証およびアイデンティティ管理サービスの概要については、このトピックをお読みください。

クラウド・アプリケーション用の標準的な認証

ユーザーがその主張どおりの人物であることを検証するプロセスである認証は、Oracle Cloudアプリケーションにアクセスするすべてのユーザー、自動エージェントおよびWebサービスに適用されます。ログイン時にユーザーの資格証明がチェックされ、その結果に応じてアクセスが許可または拒否されます。 Oracle Cloud環境での標準の認証メソッドでは、認証プロバイダはユーザー名とパスワードの組合せに基づいてユーザーおよびアプリケーションのアクセスを検証します。認証プロバイダはさらに、ユーザーのアイデンティティ情報を他のクラウド・コンポーネントが必要に応じて使用できるようにします。

アイデンティティ・ストア

Oracle Cloud認証プロバイダは、エンタープライズ・ユーザー・アイデンティティ・データの論理リポジトリであるLDAPアイデンティティ・ストアにアクセスします。 LDAPディレクトリには、LDAPユーザー・アカウントの定義が格納されます。

一般に、ユーザー・アカウントに加えた変更は、営業アプリケーションとLDAPディレクトリ・サーバー間で自動的に同期されます。ただし、アプリケーションとLDAPディレクトリ・サーバー間の情報交換を管理するには、プロセスを毎日実行する必要もあります。詳細は、アプリケーション・セキュリティの設定に関する章を参照してください。