変更イベント・ログ
アプリケーションでは、プランとプラン割当のすべての変更が、変更イベント・ログに入力されます。 これらの変更イベントを記録することで、ユーザーは必要な参加者だけを対象に計算プロセスを実行できるようになります。
ユーザーはログをチェックし、イベントの一覧と、変更イベントの影響を受けるすべての参加者を確認することで、計算にかかる時間を大まかに把握できます。 この表は、アプリケーションで追跡可能な変更イベントの4つのレベルとその説明を示します。
レベル |
説明 |
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1.参加者 |
イベントによって複数の期間の再計算が発生した場合、そのイベントでは、期間がNullの参加者のエントリが作成され、日付範囲が指定されます。 |
2.参加者、期間 |
参加者には通常、期間ごとに1つのエントリがあり、ログに「未完了」のステータスが記録されます。 イベントによってすべての参加者に変更が生じた場合は、期間のすべての参加者を追跡する、単一のグローバル・エントリが追加されます。 |
3.参加者、期間、開始日 |
イベントによって期間内の特定の日付に変更が生じた場合、ログでは、その日付範囲レベルでの追跡ができます。 その場合、アプリケーションでは、指定された日付範囲内のトランザクションを再計算できます(期間全体を対象に計算するのではなく)。 |
4.参加者、期間、開始日、プラン・コンポーネント |
このレベルは、アプリケーションで追跡・記録できる最も詳細なレベルであり、これにり増分計算が最も効率的になります。 REVERT_TO_STATEが計算フェーズまでスキップするイベントの場合、計算プロセスでは、計算フェーズのみを再度実行する必要があります。 これは、たとえば単一のプラン・コンポーネントのコミッション・レートが変更されたことだけが理由で、計算プロセスがトランザクションを再処理するような場合に意味を持ちます。 |
ログ表では、REVERT_TO_STATE列によって、計算プロセスがトランザクションをどの状態まで元に戻す必要があるかが伝えられます。
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フル計算の場合は、利益トランザクションが完全に削除され、分類済のクレジット・トランザクションが未処理状態に戻されます。
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暗黙的に決定される増分計算の場合は、個別のトランザクションの様々なフェーズを選択的にスキップできます。