「営業」オファリングの概要
営業の実装を開始するには、営業設定ユーザーを作成し、会社のビジネス要件に適したオファリングにオプト・インする必要があります。
「設定ユーザーの作成の概要」で営業設定ユーザーの設定に関する情報を取得できます。
実装を開始して「営業」オファリングにオプト・インする場合は、自社のビジネス要件に最も適した機能領域および機能にもオプト・インする必要があります。 実装では、オファリング、機能領域および機能のすべてが連携します。 その方法は次のとおりです。
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オファリングは、Oracle Applications Cloudがサポートする営業やサービスなどのビジネス・プロセスのコレクションを表します。 Oracle Cloudの各サブスクリプションで、1つ以上のオファリングを使用するライセンスが付与されます。これらのオファリングは、すべての実装の開始点となります。 オファリングは複数の機能領域および機能で構成されます。
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機能領域は、オファリング内の1つ以上のビジネス・プロセスを表します。 テリトリ管理は、機能領域の例です。 機能領域はオファリングのコア操作を表す場合もあれば、ビジネス要件に応じてオプションの場合もあります。
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機能は、機能領域に適用可能なビジネス・プラクティスまたはビジネス手法です。 機能領域と同様に、ビジネス要件に基づいて機能をオプト・インまたはオプト・アウトできます。
「営業」オファリングを使用して、アカウント、担当者、リード、商談などを設定します。 「営業」オファリングには、アクセスを容易にし、設定を合理化するための「インセンティブ報酬」機能領域および機能も含まれています。
次の表に、「営業」オファリングに含まれる内容の詳細を示します。 このオファリングのすべての機能領域および機能のリストは、オファリングの実装を計画するときに使用する「関連付けられた機能」レポートで確認してください。 「関連付けられた機能」レポートの表示方法の詳細は、Oracle Applications Cloud Functional Setup Managerの使用ガイドの実装の計画のトピックを参照してください。
機能領域 |
説明 |
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会社プロファイル |
会社がビジネスを行う法的体系、財務レポート、地理および通貨に関する情報を定義および管理します。 |
ユーザーおよびセキュリティ |
初期実装設定ユーザー、営業ユーザーおよび階層を設定し、ユーザーが自分のロールに関連する機能を実行できるようにします。 |
営業基盤 |
地理、検索、アクティビティ、タスク、ノート、承認、監査ポリシーおよびデータ品質など、営業アプリケーションの共通コンポーネントを設定します。 |
販売カタログおよび製品 |
販売カタログおよび製品階層を定義します。 |
アカウントおよび担当者 |
アカウントおよび担当者をインポートするための設定を構成します。 |
営業キャンペーン |
営業キャンペーンのテンプレート、参照の選択肢および他のオプションを構成および管理します。 |
リード |
営業リード作成に関連する設定を定義および管理します。 割当ルール、アセスメント・テンプレートおよび評価テンプレートなどのオプション設定を定義します。 営業リード属性の選択肢を提供する参照値を更新します。 |
商談 |
商談管理オプションおよび割当を設定します。 |
テリトリ |
テリトリ管理オプション、ディメンションおよびメトリックを設定します。 |
売上予測 |
期間などの予測パラメータや、予測を生成およびリフレッシュするためのプロセスを構成します。 |
目標 |
販売目標をサポートする設定を構成します。 |
ビジネス・プラン |
特定の期間内に達成する予定の戦略的ビジネス目標および達成方法の正式文書を作成します。 たとえば、パートナ・ビジネス・プランでは、会計年度2021年にベンダーの製品の売上500,000ドルを達成するようパートナの目標を提示できます。 |
パートナ関係管理 |
パートナ、パートナ・プログラム、市場開発資金およびディール登録を設定します。 |
販売契約 |
販売契約の作成および管理用の構成設定を管理します。 |
サブスクリプション |
定期購買の作成および管理用の構成設定を管理します。 |
インセンティブ |
インセンティブ報酬オプションを構成して、コミッションやボーナスなどのインセンティブの計算および支払をします。 |
統合 |
営業アプリケーションを拡張するための統合を構成します。 |