顧客ハブ・プロファイル・オプション
顧客ハブ・プロファイル・オプションは、データ・ガバナンス、重複識別プロセス、データ・クレンジング・プロセスおよび重複解決プロセス用にデータ・アクセスと処理を構成します。
ハブ・プロファイル・オプション値は、事前定義済のプロファイル・オプション定義を使用して、サイト・レベルでのみ設定できます。 次の表に、「設定および保守」作業領域で次の項目を使用して構成できる顧客ハブ・プロファイル・オプションを示します。
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オファリング: 顧客データ管理
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機能領域: 顧客ハブ
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タスク: 顧客ハブ・プロファイル・オプションの管理
プロファイル・オプション・コード |
プロファイル・オプション名 |
摘要 |
デフォルト値 |
---|---|---|---|
ZCH_CLNS_PROC_BT_SIZE |
データ・クレンジング・プロセス・バッチ・サイズ |
データ・クレンジング・プロセスのトランザクション・バッチ・サイズ。 使用可能なシステム・リソースに基づいてこの値を設定します。 |
10000 |
ZCH_DEDUP_REQUEST_TYPE_OPTION |
解決要求タイプのデフォルト |
重複解決要求のデフォルト要求タイプ。 |
マージ |
ZCH_DI_PROC_BT_SIZE |
重複識別プロセス・バッチ・サイズ |
重複識別プロセスのトランザクション・バッチ・サイズ。 これは、レコードをバッチにグループ化し、各グループを個別のトランザクションとしてループ処理するために使用します。 |
100 |
ZCH_USER_MERGE_REQUESTS |
ユーザー・マージ要求 |
マージ要求の処理オプション。 |
未指定(NULL) |
ZCH_ENABLE_SURVIVORSHIP |
生存使用可能 |
重複解決の生存ルールを有効にするためのオプション。 |
はい |
ZCH_AUTO_LINK_THRESHOLD |
自動リンクしきい値 |
自動リンクのしきい値。 データ・スチュワードがスコアの低いリンク要求をレビューします。 |
0 |
ZCH_AUTO_MERGE_THRESHOLD |
自動マージしきい値 |
自動マージのしきい値。 データ・スチュワードがスコアの低いマージ要求をレビューします。 |
100 |
ZCH_DI_MERGEREQ_REC_SIZE |
重複セット・レコード数 |
自動的に重複解決要求に変換できる、重複セット内のレコードの最大数。 |
10 |
「ユーザー・マージ要求」プロファイル・オプションに次の値を設定できます
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承認なし処理の許可: マージ要求はデータ・スチュワードによる承認なしで即時に処理されます。
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承認の対象となるプロセス: マージ要求はデータ・スチュワードによってレビューされ、データ・スチュワードが承認するかどうかを決定できます。
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未指定(NULL): マージ要求はデータ・スチュワードによる承認なしで即時に処理されます。 これは、顧客ハブが構成されないことを示します。 このオプションは、ユーザーが取引先コミュニティ・マージ要求の発行権限および取引先コミュニティ・マージ要求の入力権限を持っている場合にのみ有効になります。
追加プロファイル・オプション
次の表に、顧客ハブ・プロファイル・オプションを示します。これらのオプションは、プロファイル値を変更する前に慎重に検討する必要があります。
これらのプロファイル・オプションの詳細を表示する手順は、次のとおりです。
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をクリックします。
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「タスク」メニューをクリックし、「検索」をクリックします。 「プロファイル・オプションの管理」タスクを検索して開きます。
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プロファイル・オプション・コードを使用して検索します。
これらのプロファイル・オプションのデフォルト値を変更する手順は、次のとおりです。:
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「タスク」をクリックし、「検索」をクリックします。 「管理者プロファイル値の管理」タスクを検索して開きます。
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プロファイル・オプション・コードを使用して検索します。
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プロファイル値を変更します。
プロファイル・オプション・コード |
プロファイル・オプション定義 |
デフォルト値 |
摘要 |
---|---|---|---|
ORA_ZCH_AGREEMENT_EVALUATION |
契約ルールの評価 |
デフォルト値は指定されていません |
このプロファイル・オプションは、マージ処理時に契約ルールが適用されるかどうかを制御します。 このオプションを「N」に設定すると、契約ルールのチェックが使用不可になります。 契約ルールを使用不可にしないことをお薦めします。 契約ルールを使用不可にすると、孤立データが発生したり、様々なアプリケーション・フローで問題が発生する可能性があります。 新しいプロファイル値行を追加し、「Y」または「N」を指定できます。 |
ORA_ZCH_DEBUG |
顧客ハブ・デバッグ・モード |
デフォルト値は指定されていません |
このプロファイル・オプションでは、重複解決プロセスの詳細な内部ロギングが有効になります。 Oracleサポート・チームから特に指示された場合以外は、このオプションを有効にしないことをお薦めします。 新しいプロファイル値行を追加し、「Y」または「N」を指定できます。 |
ORA_ZCH_ENABLE_DEFAULT_SOURCE |
生存ルールのデフォルト・ソース・システムの計算 |
デフォルト値は指定されていません |
このプロファイル・オプションでは、属性ソース履歴追跡が有効化される前に作成されたレコードの最も古いソース・システム参照割当に基づいて、デフォルトの属性ソース・システムの計算が有効化されます。 新しいプロファイル値行を追加し、「Y」を指定してこの機能を有効にできます。 |
ORA_ZCH_SETATTRIBUTE_OPTIONS |
属性生存null値オプション |
IGNORE_NULL_VALUE |
このプロファイル・オプションでは、選択した属性生存ルールがnull値のマスター・レコードを更新できるかどうかを制御します。 たとえば、マージ・セット内のレコードの特定のフィールドのソース確度レベルが最も高く、そのフィールドがnull値である場合に、マスター・レコードのnull以外の値を信頼度が最も高いソース・レコードのnull値で置換するかどうかを決定できます。 デフォルトでは、nullのソースのソース確度が最も高い場合でも、生存プロセスではnull以外はnullで置換されません。 このシナリオでnull値をマスター・レコードに伝播する必要がある場合は、このプロファイル・オプションをRETURN_NULL_VALUEに設定する必要があります。 |
ORA_ZCH_ALLOW_REMOVE_FEATURE |
マージ処理からのレコードの削除 |
N |
このプロファイル・オプションは、重複解決上書きフローの「削除」ボタンを有効にするために使用します。 「削除」ボタンを使用すると、マージ・プロセスで処理されないように特定のレコードを削除できます。 削除機能を使用すると、他のビジネス・プロセスに悪影響を与える可能性がある孤立レコードが生じる可能性があるため、このプロファイル・オプションは変更しないことをお薦めします。 |
ORA_ZCH_ACCOUNT_BATCH_ENRICHMENT_IMPORT_MAP |
アカウント・エンリッチメント・マップ |
自動マッピング |
このプロファイル・オプションは、データ・エンリッチメント中にアカウント・オブジェクトのインポート・マッピングを選択するために使用します。 インポート・マッピングは、インポート管理を使用して作成できます。 プロファイル値のリストには、自動マッピングとすでに作成されている1つ以上のインポート・マッピングが含まれます。 |
ORA_ZCH_ADDITIONAL_NAME_BATCH_ENRICHMENT_IMPORT_MAP |
追加名エンリッチメント・マップ |
自動マッピング |
このプロファイル・オプションは、データ・エンリッチメント中に追加名オブジェクトのインポート・マッピングを選択するために使用します。 インポート・マッピングは、インポート管理を使用して作成できます。 プロファイル値のリストには、自動マッピングとすでに作成されている1つ以上のインポート・マッピングが含まれます。 |
ORA_ZCH_ADDITIONAL_IDENTIFIER_BATCH_ENRICHMENT_IMPORT_MAP |
追加識別子エンリッチメント・マップ |
自動マッピング |
このプロファイル・オプションは、データ・エンリッチメント中に追加識別子オブジェクトのインポート・マッピングを選択するために使用します。 インポート・マッピングは、インポート管理を使用して作成できます。 プロファイル値のリストには、自動マッピングとすでに作成されている1つ以上のインポート・マッピングが含まれます。 |
ORA_ZCH_CLASSIFICATION_BATCH_ENRICHMENT_IMPORT_MAP |
分類エンリッチメント・マップ |
自動マッピング |
このプロファイル・オプションは、データ・エンリッチメント中に分類オブジェクトのインポート・マッピングを選択するために使用します。 インポート・マッピングは、インポート管理を使用して作成できます。 プロファイル値のリストには、自動マッピングとすでに作成されている1つ以上のインポート・マッピングが含まれます。 |
ORA_ZCH_ADDRESS_BATCH_ENRICHMENT_IMPORT_MAP |
住所エンリッチメント・マップ |
自動マッピング |
このプロファイル・オプションは、データ・エンリッチメント中に住所オブジェクトのインポート・マッピングを選択するために使用します。 インポート・マッピングは、インポート管理を使用して作成できます。 プロファイル値のリストには、自動マッピングとすでに作成されている1つ以上のインポート・マッピングが含まれます。 |
ORA_ZCH_CONTACT_BATCH_ENRICHMENT_IMPORT_MAP |
担当者エンリッチメント・マップ |
自動マッピング |
このプロファイル・オプションは、データ・エンリッチメント中に担当者オブジェクトのインポート・マッピングを選択するために使用します。 インポート・マッピングは、インポート管理を使用して作成できます。 プロファイル値のリストには、自動マッピングとすでに作成されている1つ以上のインポート・マッピングが含まれます。 |
ORA_ZCH_CONTACT_POINT_BATCH_ENRICHMENT_IMPORT_MAP |
連絡先エンリッチメント・マップ |
自動マッピング |
このプロファイル・オプションは、データ・エンリッチメント中に連絡先オブジェクトのインポート・マッピングを選択するために使用します。 インポート・マッピングは、インポート管理を使用して作成できます。 プロファイル値のリストには、自動マッピングとすでに作成されている1つ以上のインポート・マッピングが含まれます。 |