キー生成
リアルタイムおよびバッチ照合のEDQ照合プロセスでは、重複識別のためにEDQクラスタ・キー生成サービスとEDQ照合サービスが利用されます。 正常なキー生成は、重複識別にとって重要です。
キー生成によって類似パーティが識別され、それぞれにキーが割り当てられます。 照合構成がアクティブになると、アプリケーションによって一連のキー(パーティのサブセット)がEDQ照合サービスに渡され、重複識別のために処理されます。
EDQクラスタ・キー生成サービスは、アプリケーションでレコードが追加または更新されるたびに実行される必要があります。 このサービスでは、アプリケーションで追加されたレコードおよび更新されたレコードに対してキーが生成されます。 キーが生成されない場合、重複識別は失敗します。
キー生成の構成方法
重複識別プロセスでは、照合キーが使用されます。照合キーは、キー生成プロセスで保守する必要があります。 バッチ重複識別のために、アクティブなデータ品質照合構成ごとに繰返し増分キー生成ジョブを設定する必要があります。 また、新しいデータが入力されたらすぐに新しいデータを照合するようにリアルタイム・キー生成を構成することもできます。
繰返し増分キー生成の設定方法(必須)
「照合構成の編集」ページで「キー生成のスケジュール」オプションを使用して、アクティブ照合構成用に増分キー生成をスケジュールできます。 これにより、キーがない、またはキーのタイム・スタンプがレコードより古いレコードに対してキーが生成されます。 新規または更新されたアカウントおよび担当者の照合キーの値を増分生成する必要があります。
重複識別プロセスで最新の照合キーが使用されるようにするには、次の設定タスクが完了しているかどうかを確認します。
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「設定および保守」作業領域で、次の項目に移動します。
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オファリング: 顧客データ管理
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機能領域: データ品質基盤
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タスク: エンタープライズ・データ品質照合構成
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必要なアクティブな照合構成の名前をクリックします。
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スケジュール済キー生成をクリックします。
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「拡張」をクリックします。
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「拡張オプション」セクションで「スケジュールの使用」オプションを選択します。
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スケジュール済プロセスを実行する頻度、開始日および終了日を指定します。
遠くの終了日を選択して、このタスクを実行する頻度を減らし、繰返しスケジュールが経過しないようにすることができます。
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「発行」をクリックします。
繰返し増分キー生成スケジュール済プロセスが発行されます。
リアルタイム・キー生成の指定方法(オプション)
新しいデータが入力されたらすぐに新しいデータを照合するようにキーの生成を構成できます。 たとえば、異なるユーザーがほぼ同時に重複レコードを入力し、キーをすぐに生成する必要がある場合があります。 このようなシナリオを処理するために、リアルタイム・キー生成プロセスを使用できます。
リアルタイム・キー生成を有効にするには、次のステップに従います。
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「管理者プロファイル値の管理」タスクを検索し、移動します。
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ORA_ZCQ_ENABLE_REALTIME_KEYGENプロファイル・オプションを検索します。
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「サイト・レベル」プロファイル・オプションの値を「はい」に設定します。
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「保存してクローズ」をクリックします。
リアルタイム・キー生成のベスト・プラクティス
リアルタイム・キー生成がビジネス・ニーズに適しているかどうかを判断するためのガイドラインを次に示します。
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リアルタイム・キー生成は、適切にスケジュールされた増分キー生成プロセスがビジネス・プロセスのニーズをサポートしていない場合にのみ使用します。
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バッチ住所クレンジングなどの特定のプロセスでは、リアルタイム・キー生成イベントはトリガーされません。 リアルタイム・キー生成は、繰返し増分キー生成を置き換えるのに十分ではありませんが、特定のビジネス・シナリオの補完として使用される場合があります。
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可能な場合は、Webサービスベースのデータ統合フローなど、大量のデータ作成および更新プロセスの更新イベントを無効にします。
大量のユーザー・アカウントによる更新イベントの生成を無効にする手順は、次のとおりです。
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「管理者プロファイル値の管理」タスクを検索し、移動します。
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ZCA_PUBLIC_BUSINESS_EVENTSプロファイル・オプションを検索します。
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「プロファイル値」セクションで、 をクリックします。
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次の値を指定します。
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「プロファイル・レベル」を「ユーザー」に設定します。
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ビジネス・イベントを抑制するユーザー名を選択します。
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プロファイル値を「いいえ」に設定します。
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「保存してクローズ」をクリックします。
キーの再作成方法
新しい構成をアクティブ化する前にキーを再作成する必要があります。 対応する構成マッピングを変更した場合や、レコードが更新されたためにキーが有効ではなくなったと考えられる場合は、キーを再作成する必要があります。 照合キーの値は、「照合構成の編集」ページの「キーの再作成」オプションを使用して再生成できます。
リアルタイムおよびバッチ・キー生成オプションの指定方法
バッチ照合とリアルタイム照合に対して、異なるキー生成オプションを指定できます。 limited、typicalまたはexhaustiveという値を持つクラスタ・キー・レベル・パラメータを例にとります。 データ品質エンジンでレコードが照合される際の厳密さに応じて、このパラメータの1つの値(たとえば、limited)をバッチ照合に対して選択し、別の値(たとえば、exhaustive)をリアルタイム照合に対して選択できます。
キー生成ステータスのレビュー方法
「キー生成の管理」ページで、キー生成ジョブを検索し、各キー生成ジョブのステータスをレビューできます。 次の表に、照合構成の様々なキー生成ステータスを示します。
キー生成ステータス |
摘要 |
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待ち状態 |
構成のキー生成は必須です。 |
処理中 |
構成のキー生成は進行中です。 |
レビュー必須 |
この構成のキー生成にはレビューが必要です。 |
準備完了 |
この構成のキー生成は完了しています。 |