参照の操作
参照は動的に格納され、フォームおよびフィールドの自動入力に使用できる値リストが取得されます。 複数のアプリケーションやビジネス・コンテキストを操作する際に、データを再利用する柔軟性が高くなります。
参照としてレンダリングされるアプリケーション・データは、参照ビューと呼ばれる複数の仮想表にストライプ化されます。 各参照ビューには参照タイプが含まれ、各参照タイプ内で、アプリケーション開発要件をサポートするために複数の参照コードが定義されます。 参照データを取得するには、データベース表に定義されている参照ビューおよび参照タイプを知っておく必要があります。 実装チームは、アプリケーションでの参照の定義方法を認識する必要があります。 また、データベース・ビューおよび関連するその他のビジネス・コンポーネント・オブジェクト情報の詳細を提供することもできます。
- 標準参照 (
standardLookups
) - 共通参照 (
commonLookups
) - セット対応の参照(
setEnabledLookups
)
機能をスケール・アップする必要がある場合は、これらの参照ビューに参照タイプ、コードおよび値を追加して、アプリケーションで使用できます。
次の表に、各参照ビューについて簡単に説明し、それらが使用されるコンテキストを理解するのに役立ちます。
参照ビュー | 使用する場合 |
---|---|
標準参照 | これはデフォルトであり、最も一般的に使用される参照ビューで、すべてのタイプの実装で使用できます。 |
共通参照 | これらの参照は標準参照と似ていますが、実装によっては、かわりにこれらを使用することをお薦めします。 |
セットが有効な参照 | これらの参照は、参照データを含むアプリケーションで使用するためのものです。 参照コードが参照データ・セットの特定の決定要因に関連付けられるように、追加のデータ・ストライプ化がプロビジョニングされます。 詳細は、「参照データ共有」を参照してください。 |
これらのすべての参照ビューは同じ方法で動作し、すべてのCRUDアクションをサポートしています。 ただし、ビジネス目的や実装のタイプなどのファクタによって、特定の参照ビューの使用が決まります。
参照ビューからデータを取得する必要がある場合、または使用する参照ビューに関するプリファレンスがない場合は、汎用参照(genericLookups
) RESTリソースを試行できます。 このリソースは、任意の参照ビューから参照タイプおよびその他の詳細を取得するためのユーティリティです。
参照の実装方法に関する概念の詳細は、トピック「参照の概要」を参照してください。