「ワークフォース報酬サイクルの開始」および「階層の同期化」プロセス

指定したサイクルの指定したワークフォース報酬プランを構成するワークシートを構築するには、「ワークフォース報酬サイクルの開始」プロセスを実行します。

退職日がある個人を含む適格性

適格性を評価する雇用レコードを決定するために、サイクルの開始プロセスでは次のプラン構成が使用されます。

  • プラン詳細で指定された雇用レコード
  • プラン・サイクルで設定された適格決定日

その後、プラン・レベルと報酬コンポーネント・レベルで構成された適格基準を使用して関連する雇用レコードが評価され、適格性が決定されます。適格評価で使用される雇用レコードを絞り込むには、サイクルの開始時に「国」「雇用主」などの対象就業者フィルタを設定します。

このプロセスでは、サイクルに、評価期間開始日とHRデータ抽出日の間に退職日がある適格な個人が含まれます。また、HRデータ抽出日ではなく退職日を使用して、HRデータが抽出されます。プラン・サイクル評価の開始日からHRデータ抽出日までの間にグローバル異動が原因で退職となったアサイメントを含めることができます。

「報酬サイクルの開始」プロセス中に、アプリケーションは「現行等級ラダー」および「現行等級ステップ」の値をプラン・サイクルのHRデータ抽出日時点でグローバルHRからフェッチします。

ステータス

特定のプランとサイクルの組合せについて、サイクルを最初に開始するときに、サイクルを「管理」または「オープン」に設定できます。その後でサイクル・ステータスを変更するには、「アクティブ・プラン」タスクを使用する必要があります。たとえば、新しいフォーカル報酬サイクルのプランを確定するには、「ステータス」「管理」に設定してサイクルを開始します。ポリシーによって指定された時点で、「アクティブ・プラン」タスクを使用してサイクル・ステータスを「オープン」に変更します。

階層の同期化

プラン構成に含まれるOTBIレポートにデータを移入するには、「階層の同期化」プロセスを実行する必要があります。サイクルの開始プロセスによってそれが実行されるようにするには、「このプロセスの完了後に階層の同期化プロセスを起動」オプションを選択します。OTBIレポートに最新のプラン階層データを移入する場合などに、そのプロセスを手動で実行することもできます。