「HRへのワークフォース報酬データの転送」プロセス
基本給調整を給与レコードに転記し、エレメント・エントリを給与に転記するには、「HRへのワークフォース報酬データの転送」プロセスを使用します。また、このプロセスを使用して、株式付与を株式履歴に転記し、ジョブ、等級およびポジションの変更をプランで指定されたアサイメント・レコードに転記します。プラン・ワークシート構成によっては、一部の転送詳細ページに転送するデータがない可能性があります。
- すべてのデータを転送するには、関連するエレメント、給与、株式および昇格・昇進の詳細をすべて選択して構成します。
- 特定のデータを転送するには、その詳細を構成し、「その他の詳細」を除く他のすべてのページで詳細の選択を解除します。たとえば、株式付与のみを転送するには、株式詳細を構成し、すべてのエレメント、給与および昇格・昇進詳細の選択を解除します。
個人に関する同じタイプの詳細は、同じ転送プロセスで転記する必要があります。たとえば、Lynnのすべてのエレメント詳細を単一の転送で転記します。1つの転送プロセスでエレメント詳細の一部を転記し、その後の転送プロセスでさらにエレメント詳細を転記することはできません。1つの転送プロセスですべてのエレメント詳細を転記し、その後の転送プロセスですべての株式詳細を転記することはできます。
「HRへのワークフォース報酬データの転送」プロセスを実行すると、「提示等級ステップ」属性が、個人のアサイメントの既存の「ジョブ」、「等級」、「ポジション」およびアサイメント名変更の各属性とともに転送されます。転送プロセスでは、「等級およびステップ」タイプの等級ラダーに属していて、等級ラダーで「給与更新を含める」が選択されている就業者の給与転送はスキップされます。転送プロセス・ログには、更新がスキップされた理由が示されます。提示等級ステップがプラン・サイクルからアサイメントに転送された後、転送プロセスでは給与が更新されないため、アサイメントの新規給与を更新するためにレート同期化プロセスを個別に実行する必要があります。
統計の表示
データを転送するプラン、サイクルおよび処理に関連する未加工のデータをより深く理解するには、「統計の表示」セクションを展開します。転送プロセス構成に含まれているアサイメント合計、適格アサイメント、処理済アサイメント、一部処理済アサイメントおよび未処理アサイメントを確認できます。また、給与、株式、昇格・昇進およびエレメント列について、未処理としてマークされたアサイメントと処理済アサイメントの数を確認することもできます。
退職した個人
退職した個人について単一の報酬支払および給与調整を転記するには、報酬サイクルが終了したときに「HRへのワークフォース報酬データの転送」プロセスを実行します。ただし、プラン・サイクルがまだオープンであることを確認してください。報酬割付の有効日は、個人の退職日以前である必要があります。転送プロセスでは、有効日が個人の給与標準プロセス最終日より後である支払および調整の転記は失敗します。