V3年功起算日の共通ルール構成

次の年功ルールを使用して、バージョン3 (V3)の年功起算日を構成する例を見てみましょう。

  • 企業年功起算日: 勤務中の休憩が自動的に考慮されるようにします。
  • 雇用主年功起算日: 各雇用主との雇用関係の開始日を追跡します。
  • 最新採用日: 従業員の最終採用日または再雇用日を追跡します。

構成オプション

ルール名 レベル 属性 累計フラグ FastFormula
企業年功起算日 個人 企業 はい 必須ではない
雇用主年功日 雇用関係 雇用主 いいえ 必須ではない
最新採用日 個人 企業 いいえ 必須ではない

使用するサンプル・データ

この表は、例で使用するサンプル・データを示しています。この表で、就業者は2014年1月1日に雇用主1 (LE1 - GBI_GHR_2TSA)に採用され、2015年1月1日にLE1からグローバル異動されます。異動は雇用主2 (LE2 - GBI_GHR_2TSCSA)へのグローバル異動で、就業者は2016年1月1日にLE2から辞職します。その後、就業者は2017年1月1日に雇用主3 (LE3 - GBI_GHR_2TMCSA)に再雇用されます。

処理 日付 雇用主
採用 2014年1月1日 GBI_GHR_2TSA
グローバル異動 2015年1月1日 GBI_GHR_2TSCSA
辞職 2016年1月1日 GBI_GHR_2TSCSA
再雇用 2017年1月1日 GBI_GHR_2TMCSA
この表は、例で使用されている年功ルールに対する年功起算日の計算を示しています。
処理 日付 雇用主 企業年功起算日 雇用主年功日 最新採用日
採用 2014年1月1日 LE1 - GBI_GHR_2TSA 2014年1月1日 2014年1月1日 2014年1月1日
グローバル異動 2015年1月1日 LE2 - GBI_GHR_2TSCSA 2014年1月1日 LE2 - 2015年1月1日

LE1 - 2014年1月1日

2014年1月1日
辞職 2016年1月1日 LE2 - GBI_GHR_2TSCSA 2014年1月1日 LE2 - 2015年1月1日

LE1 - 2014年1月1日

2014年1月1日
再雇用 2017年1月1日 LE3 - GBI_GHR_2TMCSA 2015年1月1日

2016年はうるう年であり、就業者は2016年に勤務していないため、年功起算日は366日で自動調整されます。

LE3 - 2017年1月1日

LE2 - 2015年1月1日

LE1 - 2014年1月1日

2017年1月1日

企業年功起算日: 就業者は組織から1年間の勤務休止を受けたことを示します。累計オプションが「はい」に設定されているため、年功起算日はこの年功ルールにあわせて自動的に調整されます。

雇用主年功起算日: 就業者は所定の期間に3つの雇用主に関連付けられていたため、3つの雇用主が属性リスト(GBI_GHR_2TMCSA、GBI_GHR_2TSAおよびGBI_GHR_2TSCSA)にリストされます。
ノート: アクティブな雇用主が属性リストの最初にリストされます(GBI_GHR_2TMCSA)。

最新採用日: 就業者は組織から1年間の勤務休止を受けたことを示します。最終採用日が「年功起算日」フィールドに表示されます(2017年1月1日)。