バージョン3退職に移行するプロセス

「雇用データの移行」プロセスを実行して、既存のバージョン2 (V2)退職データを新しいバージョン3 (V3)に移行します。

「雇用の終了」または「雇用からの辞職」クイック処理を使用して退職または辞職を実行する前に、このプロセスを実行する必要があります。プロセスをスケジュールして実行するには、「スケジュール済プロセス」作業領域を使用します。

考慮事項

  • V3に移行する前に、最初にV2退職を無効にする必要があります。V2退職を無効にする前に移行した場合、V2退職にアクセスしようとするとエラー・メッセージが表示されます。
  • V2退職データを新しいV3に移行する場合、このプロセスは1回のみ実行できます。原則として、V3に移行した後は、V2に戻せません。
  • 本番環境で新しいV3退職を選択する前に、最初にステージ環境で機能を十分にテストする必要があります。
  • ステージ環境でV2に戻す場合は、「V2退職に移行」診断テストを使用して戻すことができます。このテストは、本番環境ではなく、ステージ環境でのみ実行できます。診断テストの詳細は、My Oracle Supportで『V2退職に移行』(文書ID 2851332.1)という文書を参照してください。
  • 「V2退職に移行」診断テストは、本番環境ではなく、ステージ環境でのみ使用することを目的としています。診断テストが本番環境で実行された場合、Oracleは起こり得るデータ破損またはデータ整合性の喪失の責任を負いません。
  • 「V3退職に移行」プロセスでは、退職データと辞職データの両方がV2からV3に移行されます。
    • 退職データをV3に移行し、辞職データをV2に保持することはできません。
    • 同様に、辞職データをV3に移行し、退職データをV2に保持することはできません。

プロセス・パラメータ

「V3退職に移行」パラメータを使用して、「雇用データの移行」プロセスを実行します。

パラメータ プロセス結果
V3退職に移行 バージョン2退職データがバージョン3に移行されます。

バージョン3退職に対して有効にするステップの詳細は、My Oracle Support (https://support.oracle.com)で『Version 3 Termination and Resignation』(文書ID 2821906.1)という文書を参照してください