値リストの属性検証の構成
一部のタイプの属性には、スプレッドシートで選択リストまたは検索可能な値リストが自動的に構成されています。このような属性の場合、スプレッドシート・ユーザーは有効な値のみを選択できるため、データ・ロードが簡素化されます。
スプレッドシートの移入をより簡単にするために、他の属性の値リストを構成できます。このトピックでは、値リストを構成する方法について説明します。
属性の値リスト・ソースの選択
値リストを使用して属性を検証するには、リスト・ソースを識別する必要があります。これは次のいずれかです。
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参照
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値セット
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ビュー・オブジェクト
 
「ビュー・オブジェクト」は、外部オブジェクトを参照するために、サロゲートIDのかわりにユーザー・キー値をスプレッドシートに含める場合に選択します。ユーザー・キーを使用することで、スプレッドシート・ユーザーは、スプレッドシート内で認識可能な値を参照できるようになります。たとえば、スプレッドシートで、ポジションを作成するために部門への参照を含めるとします。スプレッドシートに単に「部門ID」属性を含め、検索可能な値リストが自動的に構成されるようにすることができます。ただし、ユーザーがリストから値を選択すると、サロゲートIDがスプレッドシートに返されます。かわりに、スプレッドシートに「部門」ユーザー・キー属性を含めることができます。ビュー・オブジェクトを使用して、「部門」属性に、部門名をスプレッドシートに返す検索可能な値リストを構成します。
参照または値セットを使用した属性の検証
次のステップを実行します。
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「スプレッドシート・テンプレートの管理」タスク・フローの「設計」ページで、属性を「選択済属性」ペインに移動します。
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「選択済属性」ペインで、参照タイプまたは値セットを使用して検証する属性を選択し、「編集」をクリックします。
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必要に応じて、「編集」ダイアログ・ボックスのメイン・タブに詳細を入力します。
既存の値リストの詳細を編集する場合は、必要に応じて、メイン・タブでリスト表示タイプを変更できます。
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「値リスト」タブをクリックします。
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必要に応じて、「値リスト・ソース」の値を「参照」または「値セット」に設定します。
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参照タイプまたは値セットの名前を選択します。
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生成されたスプレッドシートにLOVを選択リストとして表示するか、検索可能な値リストとして表示するかを指定します。
ヒント: 値リストに20個を超えるエントリがある場合、スプレッドシート・ユーザーには検索可能な値リストの方が適しています。選択リストを使用するのは、選択肢が限定的な数の場合のみにしてください。 - 
               
LOVに表示する属性を選択します。
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選択リストまたは検索からスプレッドシートに返される値を指定します。
 
LOVが検索可能な値リストである場合、フィルタおよび検索基準を追加できます。
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フィルタ基準を追加して、ユーザーが属性値の返されたリストをフィルタできるようにします。
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検索基準を追加して、返された属性値のリストをユーザーが検索できるようにします。
 
フィルタ基準を追加するには、「フィルタ基準」セクションで:
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「フィルタ基準」フィールドで値を選択し、「追加」をクリックします。「表示基準」および「バインド変数」の値は自動的に入力されます。
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各表示基準の「式タイプ」の値を次のいずれかの値に設定します。
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定数
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式
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属性
 
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「式タイプ」が「定数」または「式」に設定されている場合は、「値」フィールドに定数または式を入力します。「式タイプ」が「属性」に設定されている場合は、「値」フィールドで属性を選択します。
 
検索基準を追加するには、「検索基準」セクションで:
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「検索基準」フィールドで値を選択し、「追加」をクリックします。「検索基準」および「属性」フィールドは自動的に入力されます。
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追加の検索基準に対してステップ1を繰り返します。
 
「OK」をクリックして、「編集」ダイアログ・ボックスを閉じます。
ビュー・オブジェクトを使用した属性の検証
次のステップを実行します。
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「スプレッドシート・テンプレートの管理」タスク・フローの「設計」タブで、サロゲートIDおよびユーザー・キー属性の両方を「選択済属性」ペインに移動します。
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サロゲートID属性を編集します。「編集」ダイアログ・ボックスの「値リスト」タブで、「値リスト・ソース」フィールドには、ビュー・オブジェクトへのフルパスが表示されます。たとえば、「部門ID」属性の場合、次の値が表示されます。
oracle.apps.hcm.organizations.publicView.DepartmentPVOこのパスをコピーし、「編集」ダイアログ・ボックスを閉じます。
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主ユーザー・キー属性を編集し、「値リスト・ソース」を「ビュー・オブジェクト」に設定します。
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「値リスト・ソース」フィールドで、サロゲートID属性からコピーしたビュー・オブジェクトへのフルパスを貼り付けます。
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「表示方法」の設定を「検索可能な値リスト」のままにします。
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検索可能なリストに表示する属性を選択します。
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検索からスプレッドシートに返される属性値を識別します。通常、サロゲートIDと1つ以上のユーザー・キー値の両方を含めます。ユーザー・キー値はスプレッドシート・ユーザー用で、サロゲートIDはデータのロードに使用されます。属性の「編集」ダイアログ・ボックスで「表示」オプションの選択を解除することで、生成されたスプレッドシートでサロゲートID属性を非表示にできます。
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必要に応じて、フィルタおよび検索基準を入力します。
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「OK」をクリックして、「編集」ダイアログ・ボックスを閉じます。