先日付レコードの属性値の置換の例

「置換」モードで有効日オブジェクトを更新した場合は、既存のすべての先日付レコードをアップロードされたデータと置き換えます。.datファイルの内容を更新するのではなく、既存のデータと置き換える必要がある場合にのみ、「置換」モードを使用することをお薦めします。

「置換」モードは、デフォルトのメンテナンス・モードです。ただし、次のSETコマンドを使用して、「置換」モードを明示的に選択し、この設定を.datファイルに記録できます。

SET PURGE_FUTURE_CHANGES Y

「置換」モードでのオブジェクトの選択した属性のみの更新

次の表は、アサイメント・オブジェクトの有効日履歴を示しています。

有効開始日

有効順序

有効終了日

処理コード

ジョブ

等級

事業所

標準勤務時間数

2010/06/08

1

2012/03/03

HIRE

ACC1

IC2

HQ

40

2012/03/04

1

2012/03/04

PROMOTION

ACC1

IC4

HQ

40

2012/03/04

2

2012/03/04

TRANSFER

ACC1

IC4

LVP

40

2012/03/04

3

2012/06/01

JOB_CHANGE

ACC3

IC4

LVP

40

2012/06/02

1

4712/12/31

JOB_CHANGE

ACC2

IC4

LVP

40

「置換」モードで勤務時間を2012/01/10から37.5に更新するには、次のデータ・ファイルを作成します。

SET PURGE_FUTURE_CHANGES Y
METADATA|Assignment|SourceSystemId|EffectiveStartDate|EffectiveSequence|EffectiveLatestChange|EffectiveEndDate|ActionCode|NormalHours
MERGE|Assignment|2724|2012/01/10||Y||ASG_CHANGE|37.5

更新後、アサイメント・オブジェクトは次の表に示すとおりになります。

有効開始日

有効順序

有効終了日

処理コード

ジョブ

等級

事業所

標準勤務時間数

2010/06/08

1

2012/01/09

HIRE

ACC1

IC2

HQ

40

2012/01/10

1

4712/12/31

ASG_CHANGE

ACC1

IC2

HQ

37.5

「置換」モードでは、有効開始日が更新の有効開始日より後のレコードはパージされます。変更が前の日付の属性値およびデータ・ファイルに値を指定していない属性値は、新しいレコードに出現します。この更新を元に戻すことはできません。

注意: 「置換」モードで更新する場合は、現在オブジェクトに存在するすべての属性の値を指定することをお薦めします。この例では、ジョブ、等級および事業所の値を指定できました。これらの値を指定しなかったため、更新の有効開始日に存在する値は有効のままです。