HCMスプレッドシート・データ・ローダーを使用したデータのアップロード方法
スプレッドシートの「アップロード」をクリックすると、データがOracle HCM Cloudにアップロードされます。内部的には、アップロードは2つのステージで構成されるプロセスです。
第1ステージでは、HCMスプレッドシート・データ・ローダーがデータをHCMデータ・ローダー・ステージ表にインポートします。第2ステージでは、HCMデータ・ローダーが有効なビジネス・オブジェクトをアプリケーション表にロードします。
スプレッドシート・データのロード方法
このプロセスの詳細は、次のとおりです。
-
「データ交換」作業領域で「スプレッドシート・データ・ローダーの実行」タスクを使用して、スプレッドシート・テンプレートからビジネス・オブジェクトのスプレッドシートを直接生成します。また、「ジョブ」、「事業所」、「ポジション」などのビジネス・オブジェクト・ページからスプレッドシート・テンプレートに直接アクセスすることもできます。
-
スプレッドシートの「データ・セットの作成」をクリックして、ロードするデータのデータ・セットを作成します。
-
スプレッドシートにデータを入力し、「アップロード」をクリックします。この処理により、スプレッドシート・データ・セットがHCMデータ・ローダー・ステージ表にインポートされます。
-
ステージ表では、いくつかの検証が実行されます。「リフレッシュ」をクリックすると、スプレッドシートの「スプレッドシート行ステータス」セクションの「進捗」および「メッセージ」列にすべてのインポート・エラーが報告されます。
スプレッドシート・フォーマットによってビジネス・オブジェクトの構造およびルールが強制されるため、このステージでのエラーはまれです。
-
各オブジェクトが正常にステージ表にロードされると、HCMデータ・ローダーは関連するオブジェクト・サービスをコールして、オブジェクトをアプリケーション表にロードします。
-
オブジェクト・サービスはオブジェクトを検証します。「リフレッシュ」をクリックすると、スプレッドシートの「スプレッドシート行ステータス」セクションの「進捗」および「メッセージ」列にすべてのエラーが報告されます。
-
スプレッドシートでインポート・エラーまたはロード・エラーがある場合は修正し、「アップロード」を再度クリックします。この処理により、修正したデータがステージ表に再度インポートされます。
スプレッドシートの「メッセージ」ワークシートにはこのデータ・セットについて生成されたすべてのインポートおよびロード・メッセージの要約が保持されるのに対し、「インストラクション」ワークシートにはスプレッドシートの使用方法を含めることができます。