文書提供プリファレンスのロードに関するガイドライン

雇用主から就業者に、給与明細や年末の税金文書などの文書が定期的に提供されます。文書提供プリファレンスで、就業者がこれらの文書を受け取る方法が指定されます。

たとえば、就業者は、自分の給与明細をオンラインで受け取ることができます。文書タイプに対してデフォルトの提供方法を指定でき、関連するワーク・ストラクチャでデフォルトの方法を上書きできます。たとえば、給与文書の提供プリファレンスを、給与法定ユニット・レベルで上書きできます。個人の提供プリファレンスを指定することもできます。個人レベルで指定されたプリファレンスによって、他のすべてのレベルのプリファレンスが上書きされます。このトピックでは、HCMデータ・ローダーを使用して個人の文書レコード提供プリファレンス・オブジェクトをロードする方法について説明します。

文書タイプ

個人の文書提供プリファレンスをロードするには、次のことが必要になります。

  • 文書タイプがターゲット環境に存在する必要があります。

  • 文書提供プリファレンスが、文書タイプに対して有効になっている必要があります。文書タイプ定義で、階層の上書きPayrollまたはGeneralの適切な方に設定されている必要があります。たとえば、パフォーマンス文書の提供プリファレンスをロードする場合は、階層の上書きGeneralに設定する必要があります。

文書提供プリファレンスのロード

個人の文書提供プリファレンスは、DocumentDeliveryPreference.datファイルでロードします。

次のDocumentDeliveryPreference.datファイルの例では、文書提供プリファレンス・レコードをロードします。これらのレコードは、ソース・キーDT1345で識別された文書タイプおよび個人番号ユーザー・キーで識別された3人の個人に対するものです。

METADATA|DocumentDeliveryPreference|DocumentTypeId(SourceSystemId)|LevelCode|PersonNumber|OnlineEnabledFlag|PaperEnabledFlag|AllowWorkerOverrideFlag|OnlineConsentRequiredFlag|InitialConsentFlag|SourceSystemId|SourceSystemOwner
MERGE|DocumentDeliveryPreference|DT1435|900_PERSON|Z8154257|Y|N|Y|Y|Y|LoadPref1|PSFT-US
MERGE|DocumentDeliveryPreference|DT1435|900_PERSON|Z8154806|N|Y|Y|Y|Y|LoadPref3|PSFT-US
MERGE|DocumentDeliveryPreference|DT1435|900_PERSON|Z8154813|Y|N|Y|Y|Y|LoadPref2|PSFT-US