目標のロードに関するガイドライン

目標は、従業員および組織の目的を表します。このトピックでは、目標を正常にロードするために理解する必要がある目標オブジェクトの側面について説明します。

HCMデータ・ローダーを使用して目標をアップロードすることにより追加の変更を行う前に、特定の就業者について待ち状態のパフォーマンスまたは育成目標トランザクションがないことを確認してください。

目標タイプ

次の表は、HCMデータ・ローダーを使用してロードできる目標のタイプを示しています。

目標タイプ

摘要

組織目標

特定の組織のマネージャによって作成されます。

テンプレート目標

目標プランで使用されます。

就業者目標

マネージャまたは人事担当者によって就業者に割り当てられます。次の2つのタイプの就業者目標が存在します。

  • 育成目標

  • パフォーマンス目標

ノート: HCMデータ・ローダー(HDL)を使用してライブラリ目標をロードすることもできます。ライブラリ目標は、プロファイル・コンテンツ項目としてロードします。他の目標オブジェクトからライブラリ目標を参照できます。

Goal.datファイルで目標をロードするときに、GoalTypeCode属性を含めることができます。この値は、HRG_GOAL_TYPE参照タイプを使用して検証されます。組織目標の場合は、GoalTypeCode属性の値にPERFORMANCEを指定します。これはデフォルト値です。

GoalVersionTypeCode属性の値にはACTIVEしか指定できません。値を指定しなかった場合、属性値はデフォルトでACTIVEになります。

ノート: HDLを使用して目標をロードした場合、承認はトリガーされません。

目標コンポーネント

目標のロード時に指定できるコンポーネントは、目標タイプによって異なります。次の表は、各コンポーネントを指定できる場合を示しています。

目標コンポーネント

目標タイプ

目標

すべて

目標処理

すべて

目標プラン目標

  • 就業者パフォーマンス目標

  • 組織目標

  • テンプレート目標

目標ターゲット結果

  • 就業者目標

  • テンプレート目標

目標指標

すべて

ノート: 育成目標で指定できる目標指標コンポーネントは1つのみです。

目標アクセス

  • 就業者目標

目標連携

  • 就業者パフォーマンス目標

  • 組織目標

プロファイル・オプション

次の表は、目標コンポーネントを正常にロードするために、有効化してYに設定する必要があるプロファイル・オプションを示しています。

プロファイル・オプション

オプションによって有効になるもの

HRG_ENABLE_GOAL_ALIGN

目標連携コンポーネントの目標の連携

HRG_ENABLE_GRANT_ACCESS

目標アクセス・コンポーネントの共有目標

HRG_ENABLE_OUTCOMES

目標ターゲット結果コンポーネントの目標ターゲット結果の作成

HRG_ENABLE_TASK

目標処理コンポーネントの目標タスクの作成

  • プロファイル・オプションを有効にするには、「プロファイル・オプションの管理」タスクを使用します。

  • プロファイル・オプションの値を設定するには、「管理者プロファイル値の管理」タスクを使用します。

「設定および保守」作業領域で両方のタスクを実行します。

目標の削除

HCMデータ・ローダーを使用して、目標オブジェクトを削除できます。親目標オブジェクトを削除すると、次の子コンポーネントも自動的に削除されます。

  • 目標アクセス

  • 目標処理

  • 目標連携。この場合はGoalIdまたはAlignedGoalIdによって、削除する目標が識別されます

  • 目標プラン目標

  • 目標ターゲット結果

必要に応じて、子コンポーネントを個別に削除することもできます。

HCMデータ・ローダーを使用して親目標を削除しても、目標指標コンポーネントが自動的に削除されることはありません。親目標を削除する前に、目標指標コンポーネントを明示的に削除する必要があります。次のGoal.datファイルの例では、目標指標コンポーネントを削除します。親目標は、ソース・キーによって識別されます。

METADATA|GoalMeasurement|SourceSystemId|SourceSystemOwner|GoalId(SourceSystemId)
DELETE|GoalMeasurement|GoalMeasurement_001_SSID|VISION|WorkerGoal_001_SSID

次のGoal.datファイルの例では、目標指標以外のある目標とその子コンポーネントを削除します。目標は、ソース・キーによって識別されます。

METADATA|Goal|SourceSystemId|SourceSystemOwner
DELETE|Goal|WorkerGoal_001_SSID|VISION