組織ツリーのロードに関するガイドライン
組織ツリーは、なんらかの分類のある組織の階層です。ツリーごとに複数のバージョンを定義できます。ただし、どの日付でも、アクティブ化できるバージョンは1つのみです。
このトピックでは、HCMデータ・ローダーを使用して正常にロードするために理解する必要がある組織ツリー・オブジェクトの側面について説明します。
組織ツリーの実装方法
組織ツリーは、2つのHCMデータ・ローダー・オブジェクトを使用して実装されます。次の表では、これらのオブジェクトについて説明しています。
オブジェクト |
摘要 |
---|---|
組織ツリー |
ツリーの定義およびバージョン。ツリー・バージョンに対して組織ツリー・ノードをロードするまで、ツリー・バージョンは空です。 |
組織ツリー・ノード |
ツリー・バージョンに対する組織ツリー・ノード。各ノードは組織を表します。 |
組織ツリーの使用準備
組織ツリー・ノードをロードした後、ツリー・バージョンをフラット化、監査およびアクティブ化する必要があります。ツリー・バージョンは、アクティブになるまで、職責範囲などの他のオブジェクトから参照できません。「ワークフォース・ストラクチャ」作業領域の「組織ツリーの管理」ページでツリー・バージョンをアクティブ化できます。つまり、次の処理を行います:
-
組織ツリーを検索して選択します。
-
階層を展開して、アクティブ化するバージョンを選択します。
-
を選択してツリー・バージョンをアクティブ化します。ツリー平板化および監査は自動的に実行されます。
階層ツリーの管理の詳細は、『グローバル人事管理の実装』ガイドを参照してください。
組織ツリーのロード
HCMデータ・ローダーで処理するために、組織ツリー・データをOrganizationTree.datファイルに指定します。組織ツリーと組織ツリー・バージョンの両方のTreeStructureCode属性を、組織ツリーを示すPER_ORG_TREE_STRUCTUREに設定する必要があります。
METADATA|OrganizationTreeNode|OrganizationTreeNodeId|TreeStructureCode|TreeCode|TreeVersionName|OrganizationId(SourceSystemOwner)|OrganizationId(GUID) |OrganizationName |ClassificationCode|ReferenceTreeVersionName|ReferenceTreeCode|ParentOrganizationId(SourceSystemOwner) |ParentOrganizationId(GUID)|ParentOrganizationName|ParentClassificationCode|SourceSystemOwner|SourceSystemIdMERGE |OrganizationTreeNode||PER_ORG_TREE_STRUCTURE |ApprovalHierarchy|ApprovalHierarchy_January2021|HRC_SQLLOADER|B104F5BF20E83097E053334CF70A512F ||DEPARTMENT||||||||
MERGE|OrganizationTreeNode||PER_ORG_TREE_STRUCTURE|ApprovalHierarchy |ApprovalHierarchy_January2021 |HRC_SQLLOADER|B14F66EC9CC8DF14E053334CF70A71FF||DEPARTMENT|||HRC_SQLLOADER|B104F5BF20E83097E053334CF70A512F||DEPARTMENT||
組織ツリーの削除
HCMデータ・ローダーを使用して、組織ツリーと組織ツリー・バージョン・コンポーネントを削除できます。組織ツリーを削除すると、ツリーとそのすべてのバージョンおよびノードが削除されます。
次のOrganizationTree.datファイルの例では、組織ツリーを削除します。
METADATA|OrganizationTree|TreeStructureCode|TreeCode
DELETE|OrganizationTree|PER_ORG_TREE_STRUCTURE|Organization Tree Code
組織ツリー・バージョンを削除すると、指定したバージョンとそのノードのみが削除されます。ツリーとその別のバージョンは保持されます。次のOrganizationTree.datファイルの例では、組織ツリー・バージョンを削除します。
METADATA|OrganizationTreeVersion|TreeStructureCode|TreeCode|TreeVersionName
DELETE|OrganizationTreeVersion|PER_ORG_TREE_STRUCTURE|Organization Tree Code|Tree Version Feb