昇格等級ラダーのロードに関するガイドライン

HCMデータ・ローダーを使用して正常にロードするには、昇格等級ラダーの重要な側面を理解する必要があります。たとえば、レートをロードする方法は、昇格等級ラダーの等級にステップがあるかないかで異なります。

昇格等級ラダーをロードする前に

次の参照オブジェクトが宛先環境に存在している必要があります。

処理事由を使用する場合は、昇格等級ラダーをロードする前に、それらを定義またはロードする必要もあります。

昇格等級ラダー・オブジェクトについて、次に示す属性を設定します。

レートをロードする方法は次のとおりです。

等級タイプレートのロード方法

GRADE 個別の昇格等級レート・オブジェクトを使用します。

等級タイプ	レートのロード方法
`GRADE`	個別の昇格等級レート・オブジェクトを使用します。
`STEP`	昇格等級ラダー・オブジェクトの昇格ステップ・レートおよび昇格ステップ・レート値の各コンポーネントをロードします。ヒント: 昇格等級ラダー・コンポーネントと昇格ステップ・レート・コンポーネントの間には1対1関係が存在するため、同じ名前を指定します。「昇格等級ラダー」報酬タスクを使用してステップ付きラダーを作成した場合、ステップ・レートとラダーにはすでに同じ名前が付与されています。

STEP

昇格等級ラダー・オブジェクトの昇格ステップ・レートおよび昇格ステップ・レート値の各コンポーネントをロードします。

ヒント: 昇格等級ラダー・コンポーネントと昇格ステップ・レート・コンポーネントの間には1対1関係が存在するため、同じ名前を指定します。「昇格等級ラダー」報酬タスクを使用してステップ付きラダーを作成した場合、ステップ・レートとラダーにはすでに同じ名前が付与されています。

昇格等級ラダー変換オブジェクトを使用して、昇格等級ラダーの名前を変換できます。

ステップ付き等級を使用している場合は、昇格ステップ・レートの名前も変換できます。昇格ステップ・レート変換オブジェクトを使用します。昇格等級ラダーと昇格ステップ・レートに同じ名前を使用することをお薦めしますが、その場合は、両方に対して、同じ翻訳された値を使用します。
ステップなし等級を使用している場合は、昇格等級レートの名前も変換できます。昇格等級レート変換オブジェクトを使用します。

オプションで、昇格等級ラダーでFastFormulaを使用して、トランザクション日または給与レートを決定できます。Formulaを使用する場合、昇格等級ラダー・オブジェクトをロードする前に、それらのFormulaが宛先環境に存在している必要があります。

FastFormulaで次の日付属性の値を決定する場合は、属性をCMP_GSP_DATE_RULEに設定します:

次に、必要に応じて、ProgressionDateRuleName、SalaryChangeDateRuleNameまたはRateChangeDateRuleNameの属性でFormula名を指定します。

FastFormulaでSalaryCalculationMethodCode属性の値を決定する場合は、属性をCMP_GSP_RATE_RULEに設定します。次に、SalaryCalculationRuleName属性でFormula名を指定します。

昇格等級ラダー・オブジェクトをロードする前に、FastFormulaがターゲット環境に存在する必要があります。日付Formulaには、給与昇格日付決定ルール・タイプが指定されている必要があります。給与計算Formulaには、給与昇格レート計算ルール・タイプが指定されている必要があります。

昇格等級ラダーがアサイメントなどの別のオブジェクトから参照されていなければ、その昇格等級ラダーを削除できます。リンクされている等級および適格プロファイルは影響を受けません。

ラダーにステップがない場合は、リンクされている昇格等級レート・オブジェクトと昇格ルール・オブジェクトを個別に削除する必要があります。
ラダーにステップがある場合、ラダーを削除すると、リンクされているステップ・レートおよび値も削除されます。リンクされている昇格ルール・オブジェクトを個別に削除する必要があります。

等級ステップ昇格のデータのロードのドキュメントでは、等級ステップ昇格の等級ラダーおよび等級属性をロードおよび更新する方法について説明します。ドキュメント(ID 2569900.1)は、My Oracle Support (https://support.oracle.com.)にあります。