原価計算情報を含むエレメント・エントリのロールバック方法
ロールバックできるのは、原価計算を含むエレメント・エントリ・オブジェクトを使用してロードされた原価計算情報付きの新規エレメント・エントリのみです。また、ロールバックするには「作成後のオブジェクトに変更が加えられていないこと」という条件もあります。
ロールバックを送信すると、正常に作成されたすべてのレコードがロールバックされます。レコードを個別にロールバックすることはできません。エレメント・エントリまたは原価計算情報が更新されていることをHCMデータ・ローダーが検知した場合、そのレコードのロールバックは失敗します。
給与フローまたは「データのインポートおよびロード」タスクを使用して、原価計算情報を含むエレメント・エントリをロールバックできます。
給与フローの使用によるエントリのロールバック
給与フローを使用して原価計算ファイルを含むエレメント・エントリをロードした場合、フローのロールバック機能を使用してロールバックできます。「データ・ローダーの開始」フロー・パターンを使用して、フロー・パターンを使用してアップロードした原価計算を含むエレメント・エントリをロールバックします。
次のステップでは、給与フローを開始してエレメント・エントリをアップロードする方法について説明します。
- ElementEntryWithCosting.datファイルを作成して、原価計算を含むエレメント・エントリをロードします。また、任意のファイル名で圧縮する必要があります。
- 「ファイル・インポート/エクスポート」タスクを使用して、datファイルをOracle Web Center Content Serverにアップロードします。hcm/dataloader/importとしてアカウントを入力します。コンテンツIDを忘れずに書き留めておいてください。
- 「チェックリスト」または「データ交換」作業領域から、「データ・ローダーの開始」フローを送信してエレメント・エントリ・データ・セットをロードおよび送信します。フローを送信するときに、前のステップのコンテンツIDを指定します。
原価計算データを含むエレメント・エントリ・データをロールバックするには、「給与フロー」ページで「データ・ローダーの開始」フローを選択します。「処理」メニューから「未完了としてマーク」を選択します。「警告」ダイアログ・ボックスで、「続行」をクリックします。新規に作成されたエレメント・エントリがロールバックされます。
「データのインポートおよびロード」タスクを使用したエントリのロールバック
- 「データ交換」領域に移動します。
- 「データのインポートおよびロード」を選択します。
- ロールバックする原価計算を含むエレメント・エントリがあるデータ・セットを検索して選択します。
- 「ビジネス・オブジェクト」表で、「原価計算を含むエレメント・エントリ」行を選択します。
- 表のツールバーで「送信」をクリックします。
- 「要求の予定」ダイアログ・ボックス・ページの「処理」フィールドで、「ロールバック」を選択します。
- 「送信」をクリックします。ノート:
- 遅延を回避するには、初期ロードと同じ数のスレッドを指定してロールバックを送信する必要があります。
- 「データ交換」UIの「ビジネス・オブジェクト」レベルでより多くのスレッドを指定して、CostAccount、CostInfoおよびElementEntryという逆の順序で順次、ロールバックを開始できます。