給与タイム・カードのロード
HCMデータ・ローダーを使用して、タイム・カードをサードパーティの時間収集システムからインポートします。
時間をCloud Payrollにインポートする前に、「タイム・カード」カテゴリを使用してエレメントを作成する必要があります。これらのエレメントによって、給与計算での時間情報の処理方法が制御されます。また、タイム・カードに変更を加えた場合のPayrollへの時間のインポート方法も制御されます。エレメント構成に応じて、タイム・カードの変更は、「更新」または削除して作成のいずれかの方法を使用してPayrollにインポートされます。
これらの様々な方法を理解するために例を見てみます。従業員が、月曜日から金曜日まで、1日当たり7.5時間の給与が入力された週次のタイム・カードを送信します。タイム・カードが給与アプリケーションにロードされます。その後、従業員が木曜日の給与時間を8.5時間に更新します。
- 更新(推奨): 時間が次にPayrollにロードされるときに、8.5時間の更新のみがロードされます。ノート:
- すべての時間エレメントに対して「更新」ソリューションを有効にすることをお薦めします。この機能には、時間入力の量の削減や、時間入力レベルでの原価計算更新のサポートなど、いくつかの利点があります。
- 「更新」機能を有効にする場合は、時間入力コンポーネントを使用して原価計算情報をロードする必要があります。
- 削除して作成: 時間が次にPayrollにロードされるときに、元の7.5時間が削除され、8.5時間の新しい時間入力が作成されます。
HDLの時間原価計算
原価計算情報をロードして、給与原価計算プロセスによる時間の配分方法を指定できます。原価計算セグメント情報は、時間入力コンポーネントまたは時間入力プロパティ・コンポーネントを使用してロードできます。
これらのオプションを理解するために例を見てみます。従業員が40時間の基本支払をタイム・カードに入力し、これらの時間に原価勘定科目「123」を割り当てます。タイム・カード情報がPayrollにロードされます。従業員がその後、タイム・カードを更新し、原価勘定科目を「123」から「444」に変更します。
次のいずれかのオプションを使用して、修正された原価計算詳細をロードできます:
- 時間入力での原価計算(推奨): 更新をロードして、時間入力レコードで原価勘定科目を「444」に変更します。
- 時間入力プロパティでの原価計算: HDLを使用して、時間入力レコードの40時間を削除し、原価勘定科目「123」の時間入力プロパティ・レコードを削除します。40時間の新しい時間入力レコードと、新しい時間入力プロパティ・レコードを作成して、時間を原価勘定科目「444」に割り当てることも必要です。
ノート: 時間の「更新」機能を有効にする場合は、時間入力コンポーネントを使用して原価計算情報をロードする必要があります。
時間入力での原価計算:
タイム・カードの原価計算情報は、時間入力コンポーネントを使用してロードすることをお薦めします。このソリューションでは、次の主要な機能がサポートされています:
- タイム・カードの原価計算情報を作成、更新および削除できます。
- 時間入力レベルでの原価計算は、新しい時間の「更新」機能で使用できます。
- 時間入力コンポーネントの原価計算情報を使用して、時間ファイルをロールバックできます。
時間入力プロパティでの原価計算:
時間入力プロパティ・ソリューションでは、下位互換性のために引き続き原価計算情報がサポートされますが、時間入力コンポーネント・ソリューションに移行することをお薦めします。
- 時間入力プロパティ・コンポーネントの原価計算をロードできるのは、元の削除して作成という時間ソリューションを使用している場合のみです。
- 時間入力プロパティ・コンポーネントを使用して原価計算レコードをロードした場合、作成操作のみがサポートされています。また、時間入力プロパティ・コンポーネントに原価計算情報がある時間バッチをロールバックすることはできません。都道府県、郡、市区町村など、他のタイプの時間プロパティ詳細については、すべての操作(作成、更新および削除)がサポートされています。