エレメント・エントリのロールバックの概要
ロールバックできるのは、エレメント・エントリ・オブジェクトを使用してロードした新規エレメント・エントリだけです。また、エレメント・エントリをロールバックするには「作成後のオブジェクトに変更が加えられていないこと」という条件もあります。
要素エントリが更新されていることがHCMデータ・ローダーによって識別されると、ロールバックは失敗します。アプリケーションでは、既存のエレメント・エントリの更新のロールバックは試行しません。また、既存のエレメント・エントリの削除もロールバックされません。
この図は、給与フローを使用してエントリがロードされたかどうかに基づいた、エレメント・エントリをロールバックする方法を示しています。

「データ・ローダーの開始」フローを使用してエレメント・エントリを送信した場合、次のいずれかの機能を使用してロールバックできます。
-
給与フロー
-
「データのインポートおよびロード」ページ
-
HCMデータ・ローダーWebサービス
一方、フロー・パターンを使用してエレメント・エントリを送信していない場合は、「データのインポートおよびロード」ページを使用してロールバックします。
ロールバックとイベント
エレメント・エントリがロールバックされると、未処理のイベントおよび通知もロールバックされます。
イベントに対するロールバックの影響を説明する次のシナリオについて考えてみましょう。
-
イベントに未処理ステータスがある場合、イベントは削除されます。イベントがすでに処理されている場合、そのまま保持されます。
-
エレメント・エントリを作成した場合、イベントは削除されます。エレメント・エントリの更新イベントなど、その他のタイプのエレメント・エントリ・イベントは削除されません。
-
エレメント・エントリを更新した場合、そのイベントは削除されません。