国別識別子の検証方法
国別識別子は、アプリケーション内の他の国別識別子と一致しない場合は一意です
国、タイプ、番号の組合せをチェックするように検証を設定するには、「個人作成重複チェック」企業オプションをこれら3つの属性を含むいずれかのオプションに設定します。たとえば、オプション「国別識別子」、「国別識別子タイプ」および「国別識別子番号」を企業オプションとして指定すると、これら3つの属性を持つ国別識別子に対して国別識別子一意性のチェックが実行されます。国別識別子 - 米国、SSN、887-2234は、国別識別子 - 英国、SSN、887-2234に対して一意とみなされます。これは、タイプと番号が同じでも国が一致してしないためです。
国別識別子は、新規個人の追加プロセス中または個人の情報の変更中に国別識別子を追加すると検証されます。IDは、次のいずれかのサービスを使用して個人レコードを作成するときに追加した場合にも検証されます。
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就業者v2サービス
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就業者RESTサービス
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HCMデータ・ローダーおよびHCMスプレッドシート・データ・ローダー
前述の方法を使用して個人レコードが作成された場合、Oracle Recruiting候補者はチェックに含まれないことに注意してください。ただし、これらの候補者が処理待ち就業者になったときに、すべての非候補者の国別識別子に対してこれらの候補者の国別識別子をチェックできます。
国別識別子を検証するプロファイル・オプション
個人レコードの国別識別子が一意かどうかをチェックするには、「国別識別子一意性検証モード」プロファイル・オプションを有効にする必要があります。これらの値はいずれもサイト・レベルで選択できます。
プロファイル・オプション値 |
説明 |
---|---|
なし |
国別識別子の一意性はチェックされません。 |
警告 |
国別識別子が一意でないことを示す警告が表示されます。ただし、同じ値で続行できます。 |
エラー |
一意でない国別識別子を入力できないようにエラー・メッセージが表示されます。 |
重複する個人のチェック
重複する個人のチェックでは、名と姓、生年月日および国別識別子に基づいて個人レコードが一意であるかどうかを識別します。国別識別子検証では、個人レコード内の国別識別子の一意性がチェックされます。2つの相違点を次の表に示します。
属性 |
国別識別子検証 |
重複する個人のチェック |
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構成方法 |
「国別識別子一意性検証モード」プロファイル・オプションを使用して構成されます。 |
「個人作成重複チェック」企業オプションを使用して構成されます。 |
トリガーされるタイミング |
個人の国別識別子レコード(Oracle Recruiting候補者を除く)を作成または更新したとき |
Oracle Recruitingの構成に応じて、従業員、派遣就業者、非就業者、処理待ち就業者を採用したときまたは候補者が処理待ち就業者に変換されたとき。 |
仕組み |
プロファイル・オプションを使用して有効にし、国別識別子の一意性をチェックします。 有効にすると、新規のまたは更新された国別識別子レコードが(Oracle Recruiting候補者を除く)他のすべての個人のレコードに照らして一意性をチェックされ、国別識別子番号が別の個人に属していることがわかった場合に処理を防ぐための警告またはエラーが表示されます。 |
これは、国別識別子一意性検証とは独立して行われます。有効にすると、各新規個人レコードについて、既存の重複レコードがないか最初にチェックされます。重複が見つかった場合、ユーザーはどのように続行するかを決定できます。重複の定義はエンタープライズ・オプションで構成され、名前、生年月日、さらに性別や、国別識別子およびその国とタイプの比較を含めることができます。 |