勘定体系構成の集中管理

勘定体系構成には、勘定体系自体や勘定体系で構成されるその他の設定など、いくつかの要素があります。ガイド・プロセスを使用してこれらの構成を定義および保守し、必要な標準を設定が満たしていることを確認します。

「勘定体系構成の管理」タスクは、これらの要素を集中管理し、勘定科目値および階層をロードするための効率的なツールも提供します。

集中管理されたユーザー・インタフェースでできることの要約を次に示します。

  • 勘定体系の作成および配置

  • 勘定体系の編集

  • 短縮別名の管理

  • 相互検証ルールの管理

  • 勘定科目組合せの管理

  • 値セット値および階層の管理

  • セグメント値セキュリティ・ルールの管理

ノート: 「設定および保守」作業領域の個々の設定タスクではなく、集中化されたインタフェースを使用して構成を管理することをお薦めします。

「設定および保守」作業領域から構成タスクにアクセスする方法を次に示します。

  • オファリング: 財務

  • 機能領域: 財務レポート体系

  • タスク: 勘定体系構成の管理

勘定体系

タスクを選択して「勘定体系構成の管理」ページを開きます。ここから、勘定体系インスタンス、摘要、セグメント・セパレータ(デリミタ)および勘定体系が使用可能かどうかを表示できます。

勘定体系を作成する場合は、一般会計用の高速実装設定テンプレートをダウンロードしてから、設定ファイルをアップロードします。また、すべての勘定体系をデプロイし、最新のデプロイメントに関する情報を表示できます。

「勘定体系構成の編集」ページで勘定体系詳細を管理します。詳細には、勘定体系の名前と説明、および次のオプションが含まれます。

オプション

説明

動的勘定科目組合せの作成使用可能

会計フレックスフィールド・セグメント値の組合せを自動的に作成できるかどうかを示します。

短縮別名使用可能

部分的または完全な勘定科目組合せを表す名前を作成できるかどうかを示します。

同じプライマリ貸借一致と会社間値を含む勘定科目組合せの許可

勘定体系に会社間セグメントがある場合に表示されます。勘定科目組合せがプライマリ貸借一致セグメントと会社間セグメントの両方に対して同じセグメント値を持つことができるかどうかを示します。

セグメント名やラベルを管理したり、デフォルト階層を指定することもできます。スプレッドシートを使用してセグメント値および勘定科目階層を作成および保守し、それらをアップロードして値および階層をインポートします。

ノート: セグメント・ラベルを管理するには、「勘定体系構成の管理」ページで勘定体系を選択します。「勘定体系構成の編集」ページの「セグメント」セクションで、「処理」メニューから「セグメント・ラベルの管理」を選択します。

その他の関連設定

集中管理されたインタフェースを使用すると、勘定体系に関連する他の設定を管理できます。

関連設定

説明

アクセス方法

短縮別名

勘定科目セグメント値の入力を高速化するために、部分的または完全な勘定科目組合せを表す名前を定義します。

「勘定体系構成の管理」ページの「処理」メニューから。

相互検証ルール

特定の勘定科目組合せを作成できないようにする制限を作成、更新およびレビューします。

「勘定体系構成の管理」ページの「処理」メニューから。

勘定科目組合せ

会計フレックスフィールド・セグメント値の組合せを作成、更新およびレビューします。

「勘定体系構成の管理」ページの「処理」メニューから。

セグメント値セキュリティ・ルール

デスクトップ統合スプレッドシートを使用して、値セットの勘定体系セグメント値へのアクセスを制御するルールを定義します。

注意: このスプレッドシートを使用する際の注意事項を次に示します。
  • スプレッドシートを使用できるのは、最初に値セットでセキュリティを有効にしていて、まだセグメント値セキュリティ・ルールを作成していない場合のみです。

  • このスプレッドシートを使用した後は、引き続き使用して値セットのルールを管理する必要があります。このスプレッドシートを使用して行われた設定の更新には、アプリケーションの「データ・セキュリティの編集」ページを使用しないでください。また、「スプレッドシートでのセグメント値セキュリティ・ルールの作成」タスクを介してアクセスする「データ・セキュリティの編集」ページまたは「セグメント値セキュリティ・ルールの作成」スプレッドシートを使用して、値セットの追加のセグメント値セキュリティ・ルールを作成しないでください。

  • このスプレッドシートを使用して、「データ・セキュリティの編集」ページまたは「セグメント値セキュリティ・ルールの作成」スプレッドシートを使用して作成されたセグメント値セキュリティ・ルールを編集することはできません。

  • このスプレッドシートを使用して定義したルールは、他の方法を使用して定義したルールとは異なる方法で格納されます。ルールの整合性を維持するには、値セットでセキュリティを初めて有効にするときと同じ方法を使用します。

「勘定体系構成の管理」ページで勘定体系を選択します。「勘定体系構成の編集」ページで、次の手順を実行します。

  1. 「セグメント」セクションで値セットを選択します。

  2. 「値セット」タブで、「セキュリティ使用可能」チェック・ボックスを選択します。

  3. データ・セキュリティ・リソース名を入力します。

  4. 変更を保存します。

  5. 「データ・セキュリティの管理」をクリックします。