「式」コンポーネントの作成
システム・ビューまたはルール・デザイナ内から、「式」コンポーネントを作成できます。「式」コンポーネントはデータベース内の個別のオブジェクトとして存在するため、配賦ルール間で共有できます。
シナリオ
Essbaseアプリケーションの「式」コンポーネントを作成するには:
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システム・ビューで、「Essbase」アプリケーション・タイプ、「アプリケーション」および「データベース」を展開します。
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「式」を右クリックして、「新規」を選択します。
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算式の名前を入力します。
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「アプリケーション・タイプ」としてEssbaseと入力します。
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アプリケーション名を選択します。アプリケーション名は、有効なEssbaseアプリケーションである必要があります。
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Essbaseデータベースを選択します。
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「OK」をクリックします。コンポーネント・デザイナに算式が表示されます。
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「コンポーネント・デザイナ」で「プロパティ」を選択し、次のステップを完了します。
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オプション: デフォルトでは、算式は作成時に共有されます。「共有」チェック・ボックスを選択したり、選択を解除したりすることはできません。
ノート: 共有されていない算式を作成するには、配賦ルールを開いてから、新しい「式」コンポーネントを配賦ルールのフロー・チャートにドラッグします。「共有」チェック・ボックスは選択されません。算式を共有する場合は、「共有」チェック・ボックスを選択します。 -
オプション: 新しい名前を50文字以内で入力して、算式の名前を編集します。(名前は、「新規式」ダイアログからデフォルトで設定されます。)
ノート: Essbase集約ストレージ・アプリケーションでは、メンバーの名前を一意にする必要はありません。一意でない名前が存在する場合、そのメンバーが使用されるオブジェクトが検証されたときにフラグが付けられます。この状況が発生した場合は、メンバーのフルパスを入力する必要があります。フルパスの構文は、[ディメンション名]. [親の名前]. [メンバー名]です。 -
オプション: 算式について255文字までの説明を入力します。
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オプション: 算式のキャプションを入力します。「ルール・デザイナ」フロー・チャートに、キャプションが表示されます。
ノート: キャプションを入力しない場合、コンポーネントの名前がフロー・チャートに表示されます。 -
オプション: 算式のコメントを入力します。たとえば、ユーザーに「式」コンポーネントの使用方法を指示することが必要な場合があります。
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「式」で、算式のキャプションを入力します。
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オプション: 「式」コンポーネントに含まれるすべての算式の合計金額をオフセット・メンバーまたはディメンション間メンバーに書き込む場合は、「オフセット・メンバー」から、省略記号アイコンをクリックしてメンバーを選択します。
ノート: 作成した算式内のオフセット・メンバーを手動で定義できます。「式」コンポーネントで定義されたオフセットは、計算されたすべての金額の合計として計算されます。 -
算式文を作成するには、等号の前の最初の算式文の行をクリックします。次に、メンバー選択またはディメンション間メンバー選択を入力するか、「アクション」をクリックして次を選択します。
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変数
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メンバー
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算式文を完了するには、等号の後の行をクリックします。次に、メンバー選択またはディメンション間メンバー選択を入力するか、「アクション」をクリックして次を選択します。
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変数
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メンバー
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オプション: 算式文の各行について、「コメント」アイコンをクリックして算式文に関するコメントを入力します。「OK」をクリックします。
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「使用状況」タブで、「式」コンポーネントを使用するルールを表示できます。
ノート: このタブの構成は編集できません。 -
「ファイル」および「保存」を選択します。