元帳セットの例
複数の元帳を使用している場合は、すべてのタイプの元帳を1つの元帳セットにグループ化できます。
たとえば、同じ勘定体系、カレンダおよび期間タイプを共有しているプライマリ元帳、セカンダリ元帳およびレポート通貨(仕訳および補助元帳レベル)をグループ化します。
元帳セットは、次の処理を含む、元帳の管理に使用されます。
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期間のオープンおよびクローズ。
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複数の元帳のレポートおよびプロセスの同時実行。
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修正および配賦のサポート。
法令要件の例
Vision Corporationでは、26の会社を登記しています。法令によって、会社ごとに個別の元帳を管理することが義務づけられています。すべての会社が同じ勘定体系とカレンダを共有しています。
各会社用に元帳を設定し、それらを1つの元帳セットにグループ化します。この元帳セットを使用してすべての会計活動を実行できますが、同時に各会社のレポートを作成するためにデータを分離しておくことができます。
複数の国の例
ある国に親会社があるとします。他の5つの国で事業を行っています。各国が独自の法的エンティティを持ち、親会社と各国の政府の両方にレポートする必要があります。すべての法的エンティティが同じ勘定体系とカレンダを使用しています。通貨は異なり、レポート通貨元帳が作成されています。すべてのプライマリ元帳およびレポート通貨元帳を1つの元帳セットにグループ化できます。こうすることで、全世界対応の1つの元帳を使用しているかのようにすべての会計活動を実行できます。