Analytics Publisherによる仕訳承認通知の変更

この例では、Oracle Analytics Publisherレポートを使用して仕訳承認ワークフロー用の通知を変更する方法を示します。

次の表に、このシナリオにおける主な検討事項の概要を示します。

検討事項

この例の場合

通知ヘッダーにどのようなテキスト変更が必要ですか。

会計年度の追加。

通知ヘッダーにどのようなフィールドを追加しますか。

仕訳バッチを作成したユーザーの名前。

通知の詳細セクションにどのような変更が必要ですか。

コスト・センター・セグメントと勘定科目セグメントの値を、それらのセグメントの摘要で置き換えます。勘定体系には、「会社」、「コスト・センター」、「勘定科目」および「製品」のセグメントがあります。

仕訳承認通知を次の手順に従って変更します。

  1. レポート・レイアウト・テンプレートをダウンロードします。

  2. データ・モデルをコピーして変更します。このステップは、通知に追加する属性がデータ・モデルにまだ存在しない場合にのみ必要です。

  3. データ・モデルをエクスポートします。このステップは、データ・モデルを変更していない場合も実行する必要があります。プレビューするにはこのステップが必要です。

  4. レポート・レイアウト・テンプレートを編集します。

  5. 変更された通知をプレビューします。

  6. 変更したレポート・レイアウト・テンプレートをアップロードします。

Analytics Publisherの通知の構成の詳細は、Financials Cloud分析とレポートの作成ガイドのレポートの章を参照してください。

前提条件

  1. レポート・レイアウト・テンプレートを編集するには、Microsoft Wordの拡張機能であるTemplate Builder for Wordをダウンロードしてインストールします。

    1. アプリケーション・コンサルタントのジョブ・ロールでアプリケーションにサインインします。

    2. 「レポートおよび分析」作業領域で、「カタログの参照」ボタンをクリックします。

    3. 「ホーム」リンクをクリックします。

    4. 「はじめに」セクションで、「BIデスクトップ・ツールのダウンロード」リンクをクリックします。

    5. リストから「Template Builder for Word」を選択します。

    6. ファイルを保存してインストーラを実行します。

  2. 変更したレポート・レイアウト・テンプレートの通知出力をプレビューするには、最初にワークフロー通知サブテンプレートのコピーをダウンロードする必要があります。

    1. Oracle Business Intelligenceのホームページの「カタログ」リンクをクリックし、「共有フォルダ」「共通コンテンツ」「テンプレート」フォルダを展開します。

    2. ワークフロー通知サブテンプレートの「編集」リンクをクリックします。サブテンプレートのページが開きます。

    3. 「テンプレート」セクションの「ロケール」列で言語名のリンクをクリックします。

    4. サブテンプレートの.rtfファイルをコンピュータに保存します。

  3. 事前定義済データ・モデルでは、仕訳承認通知に、セグメント値に基づく勘定科目組合せが表示されます。セグメント値と摘要の組合せを通知に表示するには、すべての勘定体系セグメントのセグメント・コードを識別します。セグメント・コードは、データ・モデルのコピーおよび変更タスクで使用されます。

    1. 「設定および保守」作業領域で、次の項目に移動します。

      • オファリング: 財務

      • 機能領域: 財務レポート体系

      • タスク: 勘定体系構造の管理

    2. 会計フレックスフィールドを検索し、「構造の管理」をクリックして、「キー・フレックスフィールド構造の管理」ページを開きます。

    3. 勘定体系を検索し、「検索結果」セクションで編集をクリックします。

    4. 「セグメント・コード」列で、すべてのセグメントのセグメント・コード値を見つけます。この例では、セグメント・コードはVF_Company、VF_Cost_Center、VF_AccountおよびVF_Productです。

  4. 既存の仕訳承認通知を見つけて、会計期間、仕訳バッチ名および元帳名の各属性の値をノートにとります。この情報を使用して、データ・モデルのエクスポート・タスクのサンプル・レポート・データが生成されます。

    ノート: 正確なステップはMicrosoft Wordのバージョンによって異なる場合があります。

レポート・レイアウト・テンプレートのダウンロード

レポート・レイアウト・テンプレートには通知の構造が含まれています。仕訳承認レポート・レイアウト・テンプレートのコピーをローカル・ドライブにダウンロードして変更するには:
  1. アプリケーション・コンサルタントのジョブ・ロールでBIサーバー(http://hostname.com:7001/xmlpserverなど)にサインインします。

  2. 「カタログ」リンクをクリックして「カタログ」ページを開きます。

  3. 「フォルダ」ペインで、「共有フォルダ」「財務」「ワークフロー通知」「一般会計」フォルダを展開します。

  4. 「仕訳」フォルダをクリックして、「データ・モデル」サブフォルダと「仕訳承認レポート」を表示します。

  5. 「請求書承認レポート」の「詳細」リンクをクリックし、メニューから「カスタマイズ」を選択します。事前定義済のレポート・レイアウト・テンプレートを含む「仕訳承認レポート」フォルダは自動的に「カスタム」フォルダにコピーされ、そのフォルダ内から「仕訳承認レポート」ページが開きます。

    ノート: 「カスタマイズ」オプションがメニューから使用可能でない場合は、ステップ1の説明どおりにBIサーバーにサインインしていることを確認します。
  6. 「仕訳承認通知」レポート・レイアウト・テンプレートのコピーで「編集」リンクをクリックします。

  7. .rtfファイルのコピーをローカル・ドライブに保存し、事前定義済レポート・レイアウト・テンプレートと区別するためにファイル名を変更します。たとえば、ファイルをUpdatedJournalApprovalNotificationReport.rtfとして保存します。

    注意: .rtfファイルの名前を必ず変更してください。そうしないと、事前定義済レポート・レイアウト・テンプレートが上書きされる可能性があります。

データ・モデルのコピーおよび変更

データ・モデルのコピーを常に作成することで、事前定義済のデータ・モデルにエラーが発生することを防ぎ、元に戻すためのデータ・モデルを保持できます。コピーを変更して、データ・モデルに対して属性を追加または削除します。この例では、データ・モデルを変更して、勘定体系の各セグメントについて、セグメント値またはセグメント摘要のいずれかを追加します。
  1. データ・モデルをコピーするには:

    1. Oracle Business Intelligenceホームページの「カタログ」リンクをクリックして、「カタログ」ページを開きます。

    2. 「フォルダ」ペインで、「共有フォルダ」「財務」「ワークフロー通知」「一般会計」フォルダを展開します。

    3. 「仕訳」フォルダをクリックして、「データ・モデル」サブフォルダと「仕訳承認レポート」を表示します。

    4. 「フォルダ」ペインで、「データ・モデル」サブフォルダをクリックして選択します。

    5. ツールバーで、「リソースのコピー」ボタンをクリックします。

    6. 「フォルダ」ペインで、「共有フォルダ」「カスタム」「財務」「ワークフロー通知」「一般会計」フォルダを展開します。

    7. 「仕訳」フォルダをクリックして選択します。

    8. ツールバーで「リソースの貼付け」ボタンをクリックし、「データ・モデル」フォルダのコピーを作成します。

      ノート: 仕訳承認レポートは、「カスタム」フォルダ内のデータ・モデルのコピーを使用するように自動的にリダイレクトされます。
  2. テキスト・エディタを使用して、勘定体系の各セグメントについて、値または摘要を表示するためのSQL文を作成します。

    1. セグメント値を表示するためのテンプレートとして、FUN_BIP_UTIL_PKG.get_seg_value_from_code(lines.CODE_COMBINATION_ID,'Segment_code') as Segment_Valという文を使用します。

      セグメント摘要を表示するためのテンプレートとして、FUN_BIP_UTIL_PKG.get_seg_description_from_code(lines.CODE_COMBINATION_ID,'Segment_Code') as Segment_Descという文を使用します。

    2. 各文のSegment_codeの値を、勘定体系のセグメント・コードに置き換えます。

    3. 各文の最後にあるSegment_ValまたはSegment_Descの値を、そのセグメントに関するユーザー定義の用語に置き換えます。

      ノート: ユーザー定義の用語は、レポート・レイアウト・テンプレートの編集タスクの一環としてレポート・レイアウト・テンプレートに追加されます。

    次の表に、勘定体系の各セグメントのセグメント名、セグメント・コードおよび準備されたSQL文を示します。各SQL文にはセグメント・コードが含まれ、セグメントを表すユーザー定義の用語で終わり、それが値と摘要のどちらであるかが示されています。たとえば、コスト・センターのSQL文はCostC_Descで終了しています。各文はカンマで終了します。

    セグメント名

    セグメント・コード

    SQL文

    会社

    VF_Company

    FUN_BIP_UTIL_PKG.get_seg_value_from_code(lines.CODE_COMBINATION_ID,'VF_Company') as Company_Value,

    コスト・センター

    VF_Cost_Center

    FUN_BIP_UTIL_PKG.get_seg_description_from_code(lines.CODE_COMBINATION_ID,'VF_Cost_Center') as CostC_Desc,

    勘定科目

    VF_Account

    FUN_BIP_UTIL_PKG.get_seg_description_from_code(lines.CODE_COMBINATION_ID,'VF_Account') as Account_Desc,

    製品

    VF_Product

    FUN_BIP_UTIL_PKG.get_seg_value_from_code(lines.CODE_COMBINATION_ID,'VF_Product') as Product_Value,

  3. データ・モデルのコピーを編集するには:

    1. 「共有フォルダ」「カスタム」「財務」「ワークフロー通知」「一般会計」「仕訳」「データ・モデル」フォルダを展開して、データ・モデルのコピーを見つけます。

    2. 「仕訳承認データ・モデル」のコピーの「編集」ボタンをクリックします。「仕訳承認データ・モデル」ページが開きます。

    3. 「データ・モデル」ペインの「データ・セット」フォルダで、「仕訳明細」データ・セットをクリックします。

    4. 「図」タブで、「選択したデータ・セットの編集」ボタンをクリックします。「データ・セットの編集 - 仕訳明細」ダイアログ・ボックスが開き、「仕訳明細」データ・セットのSQL問合せが表示されます。

      次の図は、事前定義済SQL問合せが表示された「データ・セットの編集 - 仕訳明細」ダイアログ・ボックスを示しています。

      この図は、「名前」、「データ・ソース」、「SQLタイプ」および「SQL問合せ」の
フィールドを含む「データ・セットの編集 - 仕訳明細」ダイアログ・ボックスを
示しています。
    5. 「SQL問合せ」フィールドで、SELECTの後にカーソルを置き、新しいSQL文用の行を挿入します。

    6. ステップ2で作成したSQL文を、「SQL問合せ」フィールドのSELECTという語の後の、lines.JE_HEADER_ID HDR_IDの前にコピーします。

      次の図は、新しいSQL文が指定された「データ・セットの編集 - 仕訳明細」ダイアログ・ボックスを示しています。

      この図は、「名前」、「データ・ソース」、「SQLタイプ」および「SQL問合せ」の
フィールドを含む「データ・セットの編集 - 仕訳明細」ダイアログ・ボックスを
示しています。「SQL問合せ」フィールドには、このタスクのステップ2で構成された 文が含まれています。
    7. 「OK」をクリックして、「データ・セットの編集 - 仕訳明細」ダイアログ・ボックスを閉じます。

    8. 「保存」ボタンをクリックして、データ・モデルの変更済コピーを保存します。

データ・モデルのエクスポート

データ・モデルのフィールドをレポート・レイアウト・テンプレートのコピーに追加するには、まず変更したデータ・モデルの.xmlファイルをエクスポートする必要があります。
  1. Oracle Business Intelligenceページの「カタログ」リンクをクリックして、「カタログ」ページを開きます。

  2. 「フォルダ」ペインで、「共有フォルダ」「カスタム」「財務」「ワークフロー通知」「一般会計」「仕訳」フォルダを展開します。

  3. 「データ・モデル」フォルダをクリックして、変更済の「仕訳承認データ・モデル」を表示します。

  4. データ・モデルの「編集」リンクをクリックします。データ・モデル・ページが「図」タブに開きます。

  5. 「データ」タブをクリックします。

  6. 完全なデータ・モデルの.xmlファイルをエクスポートするには、「会計期間」「仕訳バッチ名」および「元帳名」の各フィールドをクリックして、既存の仕訳承認通知の値を入力します。

  7. データ・モデルのエクスポートに空のフィールドを含めるには、「データ・モデル」ペインの「プロパティ」リンクをクリックします。

  8. 「プロパティ」ページで、「Null要素用の空のタグを含める」オプションを選択します。

  9. 「保存」をクリックします。

  10. 「データ・モデル」ペインで「データ・セット」リンクをクリックし、「データ」タブに戻ります。

  11. 「表示」ボタンをクリックして、サンプル・データを表示します。

  12. 「エクスポート」ボタンをクリックし、仕訳承認データ・モデルの.xmlファイルをローカル・ドライブに保存します。

  13. ステップ7を繰り返して「プロパティ」ページに戻り、「Null要素用の空のタグを含める」オプションの選択を解除します。

    ノート: このオプションを選択したままにすると、パフォーマンスの問題が発生する場合があります。
  14. 「保存」をクリックします。

レポート・レイアウト・テンプレートの編集

前の「レポート・レイアウト・テンプレートのダウンロード」タスクでダウンロードしたレポート・レイアウトのコピーを編集します。
  1. 通知ヘッダーに会計年度を付加するには:

    1. Microsoft Wordを使用してレポート・レイアウト・テンプレートのローカル・コピーを開きます。

    2. デフォルトのヘッダー・テキスト(「仕訳バッチ承認」)の末尾にカーソルを置きます。

    3. スペースを追加し、「会計年度2017 - 2018」というテキストを入力します。ヘッダーには、「仕訳バッチ承認 会計年度2017 - 2018」と表示されるようになります。

      次の図に、変更後の通知ヘッダーを示します。

      この図は、「バッチ承認」のテキストに続いて
「会計年度2017 - 2018」というテキストが追加された、
レポート・レイアウト・テンプレートのヘッダー部分を示しています。
  2. 仕訳バッチを作成したユーザーの名前を通知に追加するには:

    1. パブリッシャ・タブを選択して、パブリッシャ・リボンを開きます。

    2. リボンの「データのロード」グループで、「サンプルXML」をクリックします。

    3. XMLのデータ選択ダイアログ・ボックスで、「データ・モデルのエクスポート」タスクのステップ11で保存した.xmlファイルを選択します。「オープン」をクリックします。

    4. データが正常にロードされたことを示すメッセージが表示されたら、「OK」をクリックします。

    5. レポート・レイアウト・テンプレートのヘッダー・セクションで、「BATCH_SOURCE」フィールドの末尾にカーソルを置き、新しい行を挿入します。

    6. 新しいフィールドのテキスト・ラベル(「バッチ作成者」など)を入力し、スペースを追加します。

    7. パブリッシャ・リボンの「挿入」グループで、「フィールド」ボタンをクリックします。「フィールド」ダイアログ・ボックスが開き、データ・モデル・フィールドのリストが表示されます。

    8. 「JOURNAL_BATCH」フォルダで、「BATCH_CREATOR」フィールドを選択し、「挿入」をクリックします。フィールドは、ヘッダー・セクションの新しいテキスト・ラベルの後に自動的に追加されます。

    9. 「フィールド」ダイアログ・ボックスで、「クローズ」をクリックします。

      次の図に、変更後の通知ヘッダーを示します。

      この図は、「バッチ作成者」テキストに続いて
「BATCH_CREATOR」フィールドが表示された、
レポート・レイアウト・テンプレートのヘッダー部分を示しています。「BATCH_CREATOR」フィールドはデータ・モデルから挿入されました。
  3. レポート・レイアウト・テンプレートの勘定科目組合せIDフィールドを、データ・モデルに追加されたセグメント値および摘要で置換するには:

    1. StrtLineLINE_ACCOUNTECというラベルの後にカーソルを置き、新しい行を挿入します。

    2. パブリッシャ・リボンの「挿入」グループで、「フィールド」ボタンをクリックします。「フィールド」ダイアログ・ボックスが開き、データ・モデル・フィールドのリストが表示されます。

    3. 「仕訳明細」フォルダで、「COMPANY_VALUE」フィールドを選択します。このフィールドの名前は、「データ・モデルのコピーおよび変更」タスクで定義した、会社セグメントのユーザー定義名です。

    4. 「挿入」をクリックして、レポート・レイアウト・テンプレートにフィールドを追加します。

    5. レポート・レイアウト・テンプレートで、セグメントを区切るためにハイフンなどの文字を追加します。

    6. 「フィールド」ダイアログ・ボックスから残りのセグメントを選択し、各セグメントの間にセパレータを使用してレポート・レイアウト・テンプレートに挿入します。

      次の図は、勘定科目セグメントが含まれた、変更後の通知を示しています。

      この図は変更後のレポート・レイアウト・テンプレートを示しており、すべてのセグメントが ハイフンで区切られて(COMPANY_VALUE-COSTC_DESC-ACCOUNT_DESC-PRODUCT_VALUE)表示されています。
    7. レポート・レイアウト・テンプレートの「CLINE_ACCOUNTEC」フィールドから書式をコピーして、追加したセグメントの書式を設定します。「CLINE_ACCOUNTEC」フィールドをクリックします。

    8. 「ホーム」リボンをクリックし、書式ペインタ・ボタンを選択し、追加されたセグメントを選択します。たとえば、COMPANY_VALUE-COSTC_DESC-ACCOUNT_DESC-PRODUCT_VALUEを選択します。

    9. CLINE_ACCOUNTECフィールドの後にカーソルを置き、新しい行を挿入します。

    10. このセクションの前のステップで作成した勘定科目の行をコピーして、新しい行に貼り付けます。

      次の図は、StrtLineLINE_ACCOUNTECフィールドとCLINE_ACCOUNTECフィールドの両方の後に勘定科目セグメントが表示されている、変更後の通知を示しています。

      この図は変更後のレポート・レイアウト・テンプレートを示しており、すべてのセグメントが
ハイフンで区切られて(COMPANY_VALUE-COSTC_DESC-ACCOUNT_DESC-PRODUCT_VALUE)
CLINE_ACCOUNTECフィールドの後に表示されています。
    11. レポート・レイアウト・テンプレートから、フィールドStrtLineLINE_ACCOUNTECおよびCLINE_ACCOUNTECを削除します。

    12. 「フィールド」ダイアログ・ボックスの「クローズ」をクリックします。

  4. レポート・レイアウト・テンプレートのローカル・コピーを保存します。

変更された通知のプレビュー

変更したレポート・レイアウト・テンプレートをBIカタログにアップロードする前に、出力の変更内容をプレビューする必要があります。ユーザーにエラーが表示される破損したレポートのアップロードを避けることができます。
  1. 変更後の.rtfテンプレートの先頭のパスを、前提条件としてダウンロードしたサブテンプレートの場所に置き換えます。たとえば、<?import:xdoxsl:///Common Content/Templates/Workflow Notification Subtemplate.xsb?><?import:file:///C:/Template_Directory/FinFunWorkflowNotificationSub.rtf?>に変更します。

    ノート: プレビュー後に元のパス情報をコピーして戻すことができるように、元のパス情報を保存します。
  2. パブリッシャ・リボンの「プレビュー」グループで、「HTML」をクリックします。

    次の図に、勘定科目組合せがプレビューにどのように表示されるかの例を示します。会社セグメントの値は31111です。コスト・センターのセグメント摘要はR&D USです。勘定科目セグメントの摘要はWhite Wine Revenueで、製品セグメントの値は0000です。

    この図は、勘定科目番号を含む 通知の例を示しています。
  3. プレビューで想定どおりに変更が反映されている場合は、.rtfファイルのサブテンプレート・パスを元の場所に変更します。

  4. パブリッシャ・リボンの「ツール」グループで、「テンプレートの検証」をクリックします。

  5. 変更したレポート・レイアウト・テンプレートを保存します。

変更したレポート・レイアウト・テンプレートのアップロード

変更したレポート・レイアウト・テンプレートを今後の仕訳承認通知に使用するには:
  1. Oracle Business Intelligenceホームページの「カタログ」リンクをクリックして、「カタログ」ページを開きます。

  2. 「フォルダ」ペインで、「共有フォルダ」「カスタム」「財務」「ワークフロー通知」「一般会計」フォルダを展開します。

  3. 「仕訳」フォルダを選択して、「データ・モデル」フォルダと「仕訳承認レポート」を表示します。

  4. 「仕訳承認レポート」の「編集」リンクをクリックして、「仕訳承認レポート」ページを開きます。

  5. 「リストの表示」リンクをクリックして「レイアウト」ページを開きます。

    ヒント: 「レイアウト」ページには、「レポート・レイアウト・テンプレートのダウンロード」タスクのステップ5で自動的に作成された事前定義レポート・レイアウト・テンプレートのコピーが表示されます。変更に問題がある場合は、このコピーをデフォルト・レイアウトに変更することで、元に戻すことができます。(ステップ11を参照。)かわりに、「共有フォルダ」「カスタム」「財務ワークフロー通知」「一般会計」ディレクトリから「仕訳承認レポート」フォルダを削除して、事前定義済のレポート・レイアウト・テンプレートに戻すこともできます。
  6. 「作成」ボタンをクリックします。「レイアウトの作成」セクションと「レイアウトのアップロードまたは生成」セクションがあるページが開きます

  7. 「レイアウトのアップロードまたは生成」セクションで、「アップロード」ボタンをクリックします。「テンプレート・ファイルのアップロード」ダイアログ・ボックスが開きます。

  8. 次の表のように、各フィールドに値を入力します。

    フィールド

    レイアウト名

    変更したレポート・レイアウト・テンプレートの名前を入力します。たとえば、「変更した仕訳承認テンプレート」と入力します。

    テンプレート・ファイル

    「参照」をクリックします。ローカル・ドライブにある変更したレポート・レイアウト・テンプレートを検索し、選択します。「開く」をクリックし、「テンプレート・ファイルのアップロード」ダイアログ・ボックスに戻ります。

    タイプ

    RTFテンプレート

    ロケール

    English

  9. 「アップロード」をクリックします。「仕訳承認レポート」ページがサムネイル表示に戻り、アップロードしたレポート・レイアウト・テンプレートが元のコピーとともに表示されます。

    ノート: 構成可能なワークフロー通知は、ユーザーにとって良好なパフォーマンスを実現するために、24時間ごとにリフレッシュされます。ただし、レポート、サブテンプレートまたはデータ・モデルを変更した場合は、変更内容をテストできるように、即時に適用できます。詳細は、「アップロード直後のワークフロー通知への変更の適用」のトピックを参照してください。
  10. 「リストの表示」リンクをクリックして、レポート・レイアウト・テンプレートのリストが表示された「レイアウト」ページに戻ります。

  11. アップロードしたレポート・レイアウト・テンプレートの行で、「デフォルト・レイアウト」オプションをクリックします。このステップにより、変更したレポート・レイアウト・テンプレートが今後の仕訳承認通知に対して使用可能になります。

  12. 「保存」ボタンをクリックして、デフォルト・レイアウトへの変更を保存します。