勘定体系マッピングのセグメント・ルールおよび勘定科目ルール

勘定体系マッピング機能は、残高または金額の処理を考慮するために、ソース勘定体系をターゲット勘定体系と関連付ける機能をサポートします。

セグメント・ルール、勘定科目ルールまたはこれら両方の組合せを使用します。勘定体系マッピングは、プライマリ元帳からそのセカンダリ元帳にトランザクションを伝播する際に、転記プロセスによって使用されます。マッピング機能は、残高レベル・セカンダリ元帳の残高転送プロセスと相互元帳転送の両方で使用されます。両方のプロセスで、1つの元帳の残高が別の元帳にコピーされます。

「勘定体系マッピングの管理」タスクを使用して、勘定体系マッピングを定義できます。セグメント・ルールのみを含むマッピングを定義する場合は、勘定体系マッピング・ルール・インポートのファイルベース・データ・インポート(FBDI)も使用できます。

セグメント・ルール

セグメント・ルールを使用して、ターゲット勘定体系の各セグメントをソース勘定体系の1つの勘定科目値や1つ以上のセグメントにマッピングできます。次の3種類のマッピング方法から選択できます。

  • ターゲット勘定体系のセグメントに定数値を割り当てます。

  • 値をソース・セグメントから対応するターゲット・セグメントにコピーします。

    ノート: この処理を使用するには、ターゲットとソースのセグメント・ペアが同一の値を共有している必要があります。
  • 積上げルールを使用して、1つ以上のソース・セグメントを対応するターゲット・セグメントに集計します。

    • 特定の詳細ソース・セグメント値が、指定された詳細ターゲット・セグメント値である場合は、単一の値マッピングを作成します。

    • 特定の親ソース値とそのすべての子セグメント値が、指定された詳細ターゲット・セグメント値にマッピングされる場合は、階層積上げルールを使用します。これによって、単一の積上げルールでソース・セグメント値のグループを処理する機能が提供されます。

    • 階層の有効日バージョンが、勘定体系マッピングを参照するプロセスによってトランザクションの会計日で使用される場合は、積上げルールに親ソース値を定義します。自己保守マッピングの追加の利点は、参照される階層が時間の経過とともに変更される場合に、適用可能な子値が自動的に更新されることです。

勘定科目ルール

勘定科目ルールでは、ソース勘定科目の1つ以上の組合せに対して、完全なターゲット勘定科目の組合せをマッピングします。次を使用して、ソース勘定科目組合せをセグメント単位で定義できます。

  • 単一の詳細勘定科目値

  • 詳細勘定科目値の範囲

  • プライマリ貸借一致セグメントおよび勘定科目セグメントの親値

    ノート: 親値を使用する場合、その階層の有効日バージョンの子値は、マッピングが呼び出されるときに処理されます。