「ソースからの上書き使用不可」オプション

「収益管理のシステム・オプションの管理」」ページの「通貨換算」セクションで「ソースからの上書き使用不可」オプションを設定して、通貨換算を制御します。

このオプションを有効にするには、「収益管理のシステム・オプションの管理」」ページの「通貨換算」セクションで「ソースからの上書き使用不可」オプションを選択します。このオプションを有効にすると、外貨収益契約明細を元帳通貨に換算する場合に、デフォルトの換算タイプと換算日のみがアプリケーションによって適用されます。

「ソースからの上書き使用不可」オプションを有効にすると、アプリケーションの動作は次のようになります。
  • 「収益管理のシステム・オプションの管理」ページで定義された換算レート・タイプを使用します。
  • 関連する収益管理会計契約日を換算レート日として使用します。
  • ソース文書に指定された通貨換算レート・タイプ、レートおよび日付データを無視します。
  • 元帳通貨配賦済金額を入力通貨配賦済金額に換算するには、換算レートに反転レートを使用します。
  • 「顧客契約ソース・データの検証」プロセスで通貨換算検証をバイパスします。

「ソースからの上書き使用不可」オプションを有効にせず、ソース文書明細がソース文書ヘッダーを含む新しいソース文書明細である場合、アプリケーションの動作は次のようになります。

  • インポートされて新規明細のソース文書ヘッダーに表示される通貨換算属性を使用します。
  • ソース文書ヘッダーの換算レート・タイプおよび日付を使用して、GL日次レート表で換算レートを参照します。アプリケーションではこの情報を使用して、ソース文書明細の入力通貨金額を、会計契約の元帳通貨計上済金額に換算します。
  • ソース文書ヘッダーの換算レート・タイプが「ユーザー」の場合、ソース文書明細の入力通貨金額を元帳通貨計上済金額に変換するためのレートとして、ヘッダーの換算レート属性のレートを使用します。

「ソースからの上書き使用不可」が有効でなく、ソース文書明細がソース文書ヘッダーを含まない新しいソース文書明細であるか、またはソース文書ヘッダーに通貨換算詳細がない場合、アプリケーションの動作は次のようになります。

  • 「収益管理のシステム・オプションの管理」ページで定義された換算レート・タイプを使用します。
  • 新規ソース文書明細の契約改訂日を換算レート日として使用します。
  • アプリケーションのデフォルト換算レート・タイプおよび新規ソース文書明細の契約改訂日をレート日として使用し、GL日次レート表で換算レートを参照します。アプリケーションではこの情報を使用して、ソース文書明細の入力通貨金額を元帳通貨計上済金額に換算します。
  • 換算レート・タイプがユーザー・タイプであるか非ユーザー・タイプであるかにかかわらず、参照する親ソース文書明細のソース文書ヘッダーにデフォルトを適用します。
ノート: 設定に加えた変更は、変更日から新規明細および未処理明細に適用されます。