セキュリティ資格証明ファイルのインポート
電子伝送を保護するために、セキュリティ資格証明ファイルをアップロードおよびインポートして、伝送構成に割り当てることができます。セキュリティ証明書ファイルは、セキュリティ・キーを格納するデジタル・ファイルです。
アプリケーションはこのキーを使用して、銀行などのリモート・サード・パーティ・システムに転送されるデータを暗号化または認証します。セキュリティ証明書ファイルは、伝送構成を実行および参照する先日付プロセスにおいて、伝送セキュリティのために使用できます。アプリケーションは、どの資格証明ファイルがどのプロトコルで使用されるかを認識し、適切なもののみを設定ページに表示します。
Paymentsでは、Walletファイル、トラスト・ストア・ファイル、デジタル証明書など、セキュリティ関連の様々な資格証明ファイルがサポートされています。
セキュリティ資格証明ファイルとそのキーをPaymentsにインポートする前に、まず、Paymentsマスター暗号化キーを作成する必要があります。
Walletファイルとマスター暗号化キーの自動作成
Walletファイルとマスター暗号化キーを自動的に作成するには、次のステップを実行します。
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「設定および保守」作業領域で、「財務」→「支払」→「システム・セキュリティ・オプションの管理」に移動します。
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「システム・セキュリティ・オプションの管理」ページで、「クイック・デフォルトの適用」をクリックします。
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「Walletファイルおよびマスター暗号化キーの自動作成」チェック・ボックスを選択します。
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「保存してクローズ」をクリックします。
Walletセキュリティ資格証明ファイルのアップロード
セキュリティ資格証明ファイルをインポートする前に、まず、そのファイルをPaymentsにアップロードする必要があります。
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「ツール」→「ファイル・インポートおよびエクスポート」に移動します。
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「アップロード」アイコンをクリックして、「ファイルのアップロード」ダイアログ・ボックスを開きます
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作成してローカルに格納したファイルを参照します。
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「アカウント」選択リストから、fin/payments/importを選択します。
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「保存してクローズ」ボタンをクリックします。
Walletセキュリティ資格証明ファイルのインポート
セキュリティ関連の資格証明ファイルをインポートするには、「セキュリティ証明書のインポート・ジョブ」プロセスを使用します。これらのファイルには、高度なセキュリティ機能で使用されるウォレットおよび非公開キーが含まれます。
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「ツール」→「スケジュール済プロセス」に移動して、「スケジュール済プロセス」ページを開きます。
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「新規プロセスのスケジュール」ボタンをクリックして、「新規プロセスのスケジュール」ダイアログ・ボックスを開きます。
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大/小文字を区別して「セキュリティ証明書のインポート・ジョブ」を検索して選択し、「プロセスの詳細」ダイアログ・ボックスを開きます。
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「資格証明ファイル・タイプ」選択リストから、資格証明に適したファイル・タイプを選択します。
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「セキュリティ資格証明名」フィールドに、資格証明ファイルの名前を入力します。
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UCM (ユニバーサル・コンテンツ管理)の「ファイル名」選択リストから、前にアップロードしたファイルを選択します。
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「送信」ボタンをクリックします。
確認メッセージに、プロセスが正常に実行されたことが示されます。
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「閉じる」ボタンをクリックします。
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「リフレッシュ」アイコンをクリックします。「検索結果」セクションに「セキュリティ証明書のインポート・ジョブ」が「成功」ステータスで表示されます。
伝送構成へのWalletファイルの割当
資格証明ファイルを伝送構成に割り当てるには、次のステップを実行します。
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「設定および保守」作業領域で、「財務」→「支払」→「伝送構成の管理」に移動します。
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「伝送構成の管理」ページの「検索」セクションで、「プロトコル」選択リストからプロトコルを選択し、「検索」をクリックします。
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「検索結果」セクションで、該当する構成リンクをクリックして「伝送構成の編集」ページを開きます。
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プロトコルの該当するパラメータの「値」フィールドで、作成、アップロードおよびインポートしたファイルを選択します。
セキュリティ資格証明ファイルのインポートに使用される具体的なパラメータの名前は、プロトコルによって異なります。
これで、この伝送構成を使用して電子ファイルを安全に伝送できます。