トランザクションに対する修正の計算方法

請求書、デビット・メモまたはチャージバックの残高を増加または減少する修正を作成します。たとえば、入金消込後、請求書の期首残高は2ドルになります。残りの金額に対して修正を作成し、借方品目をクローズすることができます。

修正に影響する設定

次の設定は修正の作成および更新に影響します。

  • 修正タイプ: 修正タイプによって、修正される請求書部分が決まります。「請求書」(請求金額全部)、「明細」、「手数料」(延滞手数料および違約金)、「税金」、「運送費」のいずれかです。

  • 売掛/未収金活動: 売掛/未収金活動は、修正によって生成された費用または収益で使用するトランザクション配分勘定を決定します。

  • 通常消込および超過消込ルール: トランザクション・タイプのこれらのルールの設定は、修正が未回収残高をゼロにする必要があるか、超過消込が可能かを決定します。トランザクション・タイプで超過消込を許可していない場合、借方品目の残高の符号を反転することになる金額を入力することはできません。

  • 承認限度: 修正金額が品目の通貨の承認限度内の場合、修正は承認され、顧客残高は更新されます。修正金額が品目の通貨の承認限度を超える場合、適切な承認限度を持つユーザーが修正を承認または拒否するまで、修正は「承認待ち」ステータスに設定されます。

  • 「未確認入金のある請求書」プロファイル・オプション: このプロファイル・オプションが「修正」または「修正およびクレジット」に設定されている場合、自動入金消込に選択された請求書を修正できます。

  • 「修正処理勘定上書きの許可」プロファイル・オプション: このプロファイル・オプションが「はい」に設定されている場合、売掛/未収金活動によって決定されたデフォルト・トランザクション配分勘定を更新できます。

  • 「修正事由必須」プロファイル・オプション: このプロファイルが「はい」に設定されている場合、修正の事由を入力する必要があります。

修正の計算方法

各修正タイプの計算は次のとおりです。

  • 請求書: 修正済金額を請求書全体に適用するか、トランザクションに複数賦払がある場合は更新する賦払に適用します。

    修正する項目をクローズするのに十分に大きい金額を入力する必要があります。トランザクション・タイプの「超過消込の許可」オプションが「はい」に設定されている場合は、未回収残高より大きい金額を入力できます。

  • 明細: 修正済金額を請求書明細に適用します。修正済金額はすべての明細で按分されます。修正に税が含まれる場合、金額は明細および税で按分されます。

  • 手数料: 修正済金額を請求書の手数料金額に適用します。修正に税が含まれる場合、金額は手数料および税で按分されます。

  • 税: 修正済金額を税額に適用します。

  • 運送費: 修正済金額を運送費金額に適用します。