税金計算に影響を及ぼす項目

Oracle Fusion Taxのサービスを使用するトランザクションでは、トランザクションで取得されたパーティ、製品、場所およびプロセスの重要な税金決定要素が税金決定プロセスに渡されます。

これらの詳細および導出されたその他の決定要素を使用して、税金決定プロセスで一連のプロセス・ステップが実行され、適用可能な税金の様々なコンポーネントが決定されます。

導出された税金コンポーネントを使用し、汎用計算ロジック(課税標準*税率=税額)を適用して、トランザクションに適用可能な基本税額が算出されます。

税金決定プロセス内の主要なプロセス、および導出された税金コンポーネントのうち、税率決定以外の税金計算ロジックに影響を与えるものは、次のとおりです。

  • 課税標準算式: 課税標準に影響を与えます。

  • 税込要件: 課税標準および税額に影響を与えます。これは、「課税標準の決定」プロセスの一部です。

  • 税金計算算式: 税額に影響を与えます。

  • 税金端数処理要件: 税額に影響を与えます。これは、「税額の計算」プロセスの一部です。

課税標準算式によって、請求書明細で処理される各税金の課税標準金額または数量が決まります。

税金計算算式によって、税額を求めるためにトランザクション明細に適用する計算プロセスが決まります。

税込および端数処理により、次のことが決定されます。

  • トランザクション明細金額を税込として計算する必要性。

  • 計算された税額に使用する端数処理基準。