トランザクション・ビジネス・カテゴリ

トランザクション・ビジネス・カテゴリを使用して、トランザクション明細を分類し、税金を決定してレポートします。

トランザクション・ビジネス・カテゴリによって、最大5つのレベルの階層を構成できます。Oracle Fusion Taxでサポートされている標準イベントには、最初のレベルが事前定義されています。事前定義されているレベルは次のとおりです。

  • EXPENSE_REPORT

  • INTERCOMPANY_TRANSACTION

  • PAYMENT_REQUEST

  • PURCHASE_PREPAYMENTTRANSACTION

  • PURCHASE_TRANSACTION

  • SALES_TRANSACTION

  • SALES_TXN_ADJUSTMENT

トランザクション・ビジネス・カテゴリ機能を使用して、レベルを追加し、それらのレベルにトランザクション・ビジネス・カテゴリを追加します。

ノート: レベル1のトランザクション・ビジネス・カテゴリは追加できません。追加できるのは、事前定義されたレベル1のレコードの子(つまり、下位レベル)であるトランザクション・ビジネス・カテゴリのみです。

追加のトランザクション・ビジネス・カテゴリを定義するときは、「国」フィールドを使用して、トランザクション・ビジネス・カテゴリが使用される課税国を指定します。トランザクション時に課税国を使用すると、トランザクション明細で使用可能なトランザクション・ビジネス・カテゴリのリストが、同じ国または国が空白に設定されているトランザクション・ビジネス・カテゴリに制限されます。

トランザクション・ビジネス・カテゴリを設定するときは、「国」フィールドを空白のままにするか、または追加先である親レベルのレコードに定義されている国名を使用します。

「関連トランザクション会計分類」リージョンを使用して、特定のトランザクション・ビジネス・カテゴリをトランザクション会計分類にリンクします。この関連を使用すると、同じトランザクション会計分類に、異なる複数のトランザクション・ビジネス・カテゴリをリンクできます。これによって、トランザクション・ビジネス・カテゴリごとに複数の税務処理基準を作成するのではなく、特定のトランザクション会計分類を使用する税務処理基準を設定できます。

ヒント: トランザクション・ビジネス・カテゴリの設定時に異なるレベルを使用すると、可能な最上位レベルで必要なすべての税務処理基準を定義できます。これによって、税務処理基準の必要数を最小限にできます。

税務処理基準でのトランザクション・ビジネス・カテゴリ

トランザクション・ビジネス・カテゴリ税金決定要素によって、トランザクション・ビジネス・カテゴリを税務処理基準で使用できます。決定要素区分、区分クオリファイアおよび決定要素の組合せは、これらの決定要素を表します。

トランザクション一般分類を決定要素区分として、使用するトランザクション・ビジネス・カテゴリのレベル(レベル1、レベル2、レベル3、レベル4またはレベル5)を区分クオリファイアとして、トランザクション・ビジネス・カテゴリを決定要素として使用します。

条件セットに国名が指定されている場合は、国名が一致するトランザクション・ビジネス・カテゴリ、または国名が空白のトランザクション・ビジネス・カテゴリのみが選択されます。

トランザクション時のトランザクション・ビジネス・カテゴリ

トランザクション時にトランザクション明細にトランザクション・ビジネス・カテゴリを入力して、税金決定および税金レポートの目的でトランザクション明細を分類します。

トランザクション・ビジネス・カテゴリは税金レポート元帳に格納され、レポートで使用できます。